今日は、ワールド杯ブラジル大会は、試合がありませんでした。熱い戦いに、見ているだけでくたびれました。どのチームも、優勝を目指して全力プレーを続けます。勝敗がどちらに転がり込むのか、一瞬たりともテレビから目を離せません。

 今日は、試合がなかったので、久しぶりに女子ドイツW杯決勝、なでしこジャパン対アメリカの試合を始めから見直してみました。延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。PK戦では、海堀選手がファイセーブを連発し勝利しました。90分を1-1、延長ではお互いに1点を取ったので、アルゼンチン対オランダと同じとは言えませんが、とても似た試合だったような気がします。

 勝つか負けるか、試合を左右するのは、強い気持ちだと思います。ブラジルがドイツ相手に7失点という惨敗でしたが、ブラジル選手の気持ちの弱さがもろに出てしまったためと思います。失点を重ねて、気持ちが動揺し、耐えていたものが切れてしまったような大敗。試合が終わっていないにもかかわらず、ブラジルのGKジュリオ・セザールは涙顔になっていました。

 なでしこジャパンの選手たちは、最後まで強い気持ちで戦いました。けっして諦めませんでした。その結果、奇跡のような勝利を得ることができたと思います。

 一つのミスも許されないような大会で、緊張感を90分保つのは容易ではありません。その緊張を最後まで持ち続け、例えリードされていても、決して諦めない限り優勝は夢ではないということを、なでしこジャパンは示したと思います。

 今大会の決勝は、ドイツの攻めに対し、アルゼンチンがどこまで耐えられるかが勝負だと思います。耐えに耐えて、一瞬で相手を打ち負かす以外に、アルゼンチンの勝利はないと思っています。ドイツがブラジル相手に7点をとりましたが、今大会のドイツが、アルゼンチンに対して7点を取れるほど実力差があるとは思えません。1点差で勝敗が決まると思います。そして、先にゴールを決めた方が、断然有利になってくると思います。特に、アルゼンチンは先行すれば、十分逃げ切るだけの守備力があると思います。

 勝敗は五分五分だと思います。先行した方が勝つような気がします。