AFC女子アジア杯準決勝対中国戦のテレビ視聴率ですが、テレビ朝日系では平均18・5%、瞬間最高視聴率は試合直後の澤選手のインタビュー時で31・4%であったことが分かりました。たくさんの方が、なでしこジャパンの試合を見ていたんですね。嬉しいことです。そんな中、本当になでしこらしい諦めないサッカーを見せてくれたと思います。

 さて、次の日は、試合に出なかった選手や吉良選手や菅澤選手などを交えて、紅白戦を行って調整したようです。少しずつ、ベテラン選手と若手選手の融合が図られてきたような気がします。対中国戦は、鬼門の準決勝でしたが、吉良選手、菅澤選手、木龍選手など、若手に命運を託しました。海外組がいないため、やむを得ない措置とはいえ、このチャンスをしっかり生かし、チームに貢献できたのではないでしょうか。例え結果がでなかったとしても、チームにはなくてはならないピースでした。勝ちながら若手を育てることにも、成功していると思います。

 この日は、日々野真理さんのツイッターによると、あやちゃんはピッチに出なかったようですが、福ちゃんは出ていました。昨夜放送のニュースステーションでその風景が映し出されましたが、ピッチサイドにおかれたペットボトルに、メッセージが書かれていました。選手一人一人にあやちゃんからのメッセージが書かれていたのです。そのことについて、菅澤選手がとても嬉しそうにインタビューに答えていたのが新鮮でした。あやちゃんの心配り、だれもがこのキャプテンのためにも、優勝したいと思ったことでしょう。

 中国との激闘を終えた選出たち。宿舎に戻り、疲れを癒すために、早く体を休めたいと思うのですが、その時間を惜しんで、控え選手たち一人一人にメッセージを書いているあやちゃんを想像してみました。時に、お母さんのような優しさを見せるキャプテン。ピッチ上では、絶対的な頼れるキャプテン。う~ん、素晴らしい。