なでしこTVに先週土曜日の試合の映像が紹介されています。Belle対ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦を見てみました。

 スタンドから見ていると、混戦の中でのシュートシーンは、だれがどのようにシュートしたのかよく分かりません。今回、なでしこTVで試合をよく見てみました。失点シーン、得点シーンとも、はっきりとボールが誰から誰に渡って、ゴールになったかが分かりました。

 失点シーンは、4点の内、3点とも菅沢選手に決められているのですが、ラインコントロールが甘くなったところを突かれていましたね。オフサイドを取れるといいのですが、ラインが甘くなったところを逆に失点に繋がってしまいました。でも、4点目となった菅沢選手のゴールは、ボールを受けるとき、どうみてもオフサイドの位置にいるように見えますが、みなさんいかがでしょうか。

 得点シーンですが、最初の得点は、まなぴーでした。福ちゃんがペナルティエリアの外まで出て、相手ゴールめがけて蹴ったボールは、ミキティが頭でそらして右サイドにいた有ちゃんに渡り、有ちゃんから左サイドにいたまなぴーにパスを出しました。その時、あやちゃんがボールをまたいでスルーしました。その動きに、GK山根選手もつられて、まなぴーへの寄せが遅れてしまい、シュートをきめられてしまいました。福ちゃんから3本のパスでゴールに繋がるという素早い寄せでした。その流れに、あやちゃんがボールにタッチせずに一枚絡んでいることをTVで確認してください。

 もう1点は、これも、省エネゴールでしたね。中央付近でファールがあり、セットプレーになりました。あやちゃんがゴール前にボールをけりこみ、それをゴールを背にしたミキティがワンタッチでトラップして、振り向きざまにシュートを決めました。ほとんど、ワン、ツーでシュートが決まるという省エネゴールでした。ミキティも、うまくなりましたね。

 ところで、Belleの攻撃ですが、ずいぶんとタンパクだったような気がします。あっという間にゴールを奪われてしまったことが影響していると思うのですが、縦パス1本でゴールを奪うという攻め方が目立ちました。後半の2点は、まさにその思惑通りの結果が生まれましたが、両サイドを広く使って、流れの中で相手を翻弄してシュートを決めてほしいですね。

 まだ開幕したばかり、各チームともバタバタしています。これからが勝負だと思います。必ず、INAC神戸レオネッサも力を発揮してくるでしょう。