前回からの続きです。今回もこれまた長文。


先日、別の友人から「貴女の気配りが凄かったことに気付かされた」といったエピソードを聞かされた(褒められた)

というところで肝心のそのエピソードまでたどり着かなかったのですが、以下が私の褒められエピソードです(笑)





イベント開始早々に出掛けた友人(サークル主)が数々の戦利品を引っさげて自身のブースに戻ってきて、ちょっとばかりの休憩をはさみ、また出掛けていく。10時頃~14時頃までの間で、ほぼ留守にしている。

売り子として頒布する傍らで、差し入れを頂くことがある(もちろん、メインとしては友人に向けて)。その場で食べられるようなちょっとしたお菓子はイベント会場で動き回る彼女の休憩用のおやつとして出しておく。家に帰ってから楽しめるようなものはまとめてしまっておく。ちょっとした差し入れにありがちなティーパック紅茶などは飲まないとのことなので、更に分けておく。(いやしい私がありがたく頂くためw)

彼女の持ち帰ってくる戦利品の中にも差し入れが入り混じっていることがあるので、適宜仕分けし、持ち帰りやすいように収納する。

頒布品もそれぞれちょこちょこと整理しつつ、撤収に向けての準備をしていく。そしてイベント内容によっては、着替えが発生することがあるのでその荷物の収納スペースを残しておくなど、“サークル主が戻り次第、着替えの荷物を入れれば動ける!”という状況を作っておく。

ちなみに荷物は一部、宅配サービスを使用して持ち帰る場合もあるので、その準備もあわせておこなう。



どうやらこれら上記の、留守番をしている私が暇つぶしのためにやっていた仕分け作業が彼女のなかでは「痒い所に手が届く」という状態だったらしい。

(確かに、キャリーケースの一部をごっそりとあけておき、帰ってきてそこに着替えのみ詰めればGO!の状態で待機していた時は「さすが!!!」とテンション高めに褒められた記憶はある。)



別に誰がダメだとかではなく、勝手にやってくれていたのは貴女だけで、最初に頼んだのが貴女だったのでこれが普通だと思っていた。けどそうではなく、説明してやっと、やってもらえるものだった。他の人に「よろしく~」とだけ伝えて荷物を置いていっても、こうはならない……という事に気付いたと言っていた。

まあ、確かに指摘されて考えてみれば他人の持ち物なので、ただのお節介でもある。しかし彼女的には、「何も言わずに帰ってきたら状況が整っている」がイベント参加において、気持ちの良いものだったようだ。



そんな訳で、妊娠出産を機に3年近く遠ざかっていたイベント参加(売り子)に、「復帰してほしい」とオファーがかかった。

復帰とはまた大げさな!更にいえば彼女は友人が多いので、私でなくとも声をかければ誰かしらは捕まる。そんな中で、わざわざ声をかけてもらったのだからありがたい。

それと同時に、無意識にやっていた過去の行動を褒められたものだから、え?私はそんなことをやっていた?たまたまじゃない?私への期待のハードル上げすぎじゃない?と久しぶりの売り子に不安しかない。

「大丈夫!お金の計算はレジいれてるからタブレットでちょちょいのちょいだよ!」

……完全に私が苦手としている部分を把握していての声掛け(援護射撃)である。これで私の不安材料が減ったと思ったか!

彼女は人を巧みに操る武将だと思う。