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いちばんうるさい呆けジジイが、まだ来週にオペをすることが、カーテン越しに聞こえた

どうやら、私の退院より長いな

 こいつの騒音が続くなと


テレビの音が朝から聞こえる

わたしはERCPの準備中だ


呆けジジイがカーテン全開で

どこかに消えた

そして、こいつのベッドのテレビは、

イヤホンを繋げずに音がでていた。


この呆けジジイ

今、女子医大生の研修の相手に選ばれ

ごきげんだ、女子医大生の小さい声でたどたどしい会話に

デレデレで気持ちの悪い声色で

優しく答えている


これが、ベテラン看護師の検温、血圧測定になると、

ベテラン看護師の大きい声が聞こえないらしい


わしは耳が悪いんだ、声が小さいと

怒鳴る


わたしはそれを聞いて、爆笑。


他の看護師にご注進する。


耳が遠く、昼夜逆転までし

イビキは五月蝿く

徘徊する


わたしはまた魔法の言葉を

心で唱える


死ねばいいのに


新たに二人入った新人ジジイもイビキをかくので

ウレタンの耳栓をかなりきつめに

耳穴に押し込むと

かなり防音されますが

耳への違和感はハンパないです。


この新人ジジイふたり

回診のときに

あまり眠れないと答えていた



いやいや、それはわたしのセリフだよ

君たち



迷惑行為な奴らはだいたい私の上司とおなじだ。