久しぶりの投稿です。(今年初や…)

 

このブログ、観劇やイベントに参加した際に楽しい思い出を読み返してにやにやする、

自分用の備忘録みたいなスタンスで書いてるんですが、

今年は軒並みその類の催しものがなくなってしまっているので、

2020年は記事0件で終わる可能性もあるなぁなんて思っていたんですが、

今回素敵な物語に出逢えたので書き残しておこう!と思います。

その名も…

 

 

藤沢文翁さん作・演出の

乙女のトキメキ『プレミア音楽朗読劇 VOICERION Ⅷ REMOTE THEATER ル・レーヴ 〜ジュール・ヴェルヌの愛した少女〜』Team ocean乙女のトキメキ

 

 

 

めっちゃ素敵だったのでこれを読んでしまう前に是非とも公演チケット買って本編聴いて欲しい…!!聴いて…※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は実際に劇場に足を運んで観劇をしたわけではなく、

なんなら「REMOTE THEATRE」とあるように、出演者さん・演奏者さんたちもそれぞれご自宅(?)で録音をして作り上げた音楽朗読劇なんだそうです。

 

藤沢文翁さんは今まで数多く音楽朗読劇を上演されていますが、

私は最近その沼にはまりまして(笑)

実はまだ実際にLiveで観劇できてないんです。

(過去作品をDVDやCDなどで可能な範囲は見たり聴いたりしてるんですが…)

 

今回音声を(専用アプリで)配信という形の作品ではありますが、

だからこそというべきか、イヤホンをつけ、目を閉じていると自然と劇場で観劇をしているような気持ちになりました。

(むしろ劇場通り越して、実際に物語の中にいるような感じという方が近いかもしれない)

 

舞台で上演されるとこのシーンはどんな演出がされるだろうとか、

どんな照明が作られるんだろう…と想像するのも楽しかったりします照れ

 

まさに観客の想像力で完成する舞台なのかな…と。

 

この作品の配信が発表されてから、ずっと楽しみにしていたので

しっかり初日(配信日)である6/30に観劇してきました太陽

 

 

さて、

私が観劇したTeam oceanの朗読キャストは

諏訪部順一さん(ジュール・ヴェルヌ)と高垣彩陽さん(カロリーヌ)です。

 

今年の初めぐらいに藤沢朗読劇のDVD「Valkyrie」を見て、

ジークフリートを演じていた諏訪部さんに一気にハマってしまったので、

今回はこのチームを選択照れ

高垣さんも昔から好きなので(多分ガンダムooで知った)、嬉しいペアでした!

 

 

お話の内容としては、

公式HPのあらすじに書いてあることがそれです…!という感じではあるのですが、

わかってるのに泣くえーんえーんの極み←

 

 

ちなみに上演時間は55分くらいだったかと思います。

軽い気持ちで聴ける尺ではあるので友人とかにも薦めやすいかもしれないニコニコ

ただ個人的には、

暗い静かな部屋で一人でイヤホンして目をつぶって聴いて欲しい(注文多い)という気持ちもあるので難しいところ(各々好きに聴かせてやれよって話ですが 笑)。

 

 

 

登場人物は上記のとおり2名。

ジュール・ヴェルヌ(ジュロ)とカロリーヌです。

本編はほぼ2人の文通で進みます。

 

 

諏訪部さんが演じるジュロは

弁護士になるためにパリで勉強中。

静かで落ち着いているけどその時々の状況や感情を割と素直にカロリーヌに伝えている印象で、

とりあえず素敵(語彙力…)

 

最初の暗くて硬い喋り方が、手紙慣れしていない男性の妙に真面目な感じが出ていて面白かったです(笑)

手紙に慣れて(?)きてからは、柔らかい口調と優しい声色に大変癒されます照れ

 

ジュロは19歳なんですが、

特に無理して若そうな声で話しているわけではないのに、口調とか雰囲気で

ちゃんと(ちゃんとって言ったらおかしいけど)それぐらいの青年の姿が思い浮かぶので、

素直にやっぱり声優さんてすごいなぁと思いますキョロキョロキョロキョロ

 

 

また、

勉強や日常について話しているときは一定のテンションですが、

思いついた物語について話しているシーンは活き活きしていて、

聴いているこちらまで楽しくなってくる照れ

(音楽もわくわくする感じで大変好みです)

 

地底の話も活き活きしていたけど、海底二万マイルの方はさらに楽しそうに話されるのでお気に入りです(笑)

日常生活でも、男性が好きな事話してるときだけちょっとテンション上がる感じっていいですよねニコニコ

 

今回このル・レーヴの情報が発表されたとき、

あらすじだけで泣きそうな題材だな(好みやな)とは思ってたんですが、

聞き始めたら可愛い手紙のやり取りだったんで、

冷静に最後まで聴けそうニコニコとか一瞬でも思った私が馬鹿だった。

後半の諏訪部さんのジュロにまんまと泣かされました(笑)

 

 

 

 

 

一方、高垣さんが演じるカロリーヌは

いつも元気いっぱいな手紙をくれて、ジュロの良き理解者である幼馴染。

(ほんとに小さい頃から仲良かったんだろうなー!と想像できる。

女の子の方がパワーバランス的に強い感じが(笑))

 

声だけ聞いてると天真爛漫な年下の子ってイメージなんですが、

ジュロの無理している部分とか、本来の魅力なんかもわかっていて、

ここぞっていうときにはっきり言ってくる感じがお姉さんな感じもして非常に魅力的なキャラクターでした乙女のトキメキ

 

手紙では元気なんですが、重い病気を患っていてあまり外にも出られない様子。

だからこそジュロの話す物語が好きで、

ジュロがやっと物語を書いてくれたときの喜び様が可愛かったです照れ

物語を書いて、こんなに活き活きとした感想をくれる女の子がいたらどんどん書くわ(無理)←

 

 

本編ほとんどが二人の手紙のやり取りなのもあってか、

作品全体が(音楽も含め)優しい雰囲気。

今ってなんだかんだ言ってウイルス関連のあれこれで気疲れとかが多い時期だと思うんですけど、

だからなのかすごく染みたというか、

こういう優しい雰囲気のものが今私欲しかったんだなと実感しましたw

 

 

あと、手紙のやり取りっていいなぁと思いました。

もうめっきり手紙とか書かないのでメール

この物語の時代だと相手に手紙が届くまでも結構時間がかかるだろうし、

そのやきもき感とか、現代ではなかなかないので憧れるのかもニヤリ

 

筆圧とか筆跡で相手の状況を想像するとか素敵やん…

 

 

 

 

あとは、

音楽が全体的にすごく好みでした!

この物語にぴったり乙女のトキメキ

 

 

それから、音楽というかSEで

海底二万マイルの話をしているときに潜水艦のレーダーみたいな、

ピッピッピッ…

って音がしてるんですが、1回目聴いたときは

潜水艦の雰囲気出てていいなぁ!海底にいるみたい!

って印象だったんですが、

2回目に聴いたときは

深読みの血が騒いで(おい)そのピッピッピッ…って音が

心電図の音のように聴こえて、

このタイミングでカロリーヌが一度生死の淵を彷徨ったんじゃないかと、

勝手に解釈して、しんど…ってなりました。

そもそもこの時代まだ心電図無いんじゃね?とかは無視する←

 

 

 

 

とにかく、色々書きましたが素敵な物語でした。

全員リモートで収録されたという事で、

諏訪部さんも高垣さんもそれぞれ相手のお芝居を想像しながら

収録されたのかなと思うんですが、

内容が文通だからそれすらもぴったりというか、

演出として成り立ってるんだなと思ったり、

ほんまに別々に録ったん…キョロキョロキョロキョロって思うくらいお二人の掛け合いと音楽とかも

ぴったりですげぇとしか…(そもそも自宅とかで録音できるのがすごいわ←)

 

 

こういう状況でも、新しい何かを創ろうとしてくださって嬉しかったです。

普段舞台とかイベントとか、何か楽しいもののために

働いているようなもんなのに、今マジで何にも無いので

こういった試みがあるとそれを楽しみにして頑張れる!

(元気出ました!ありがとうございます!)

 

 

そしていずれは、

藤沢文翁さんの音楽朗読劇を劇場で目の当たりにしたいです太陽