引き続きまして、

2公演目は「葉桜と魔笛」です。

 

こちらも恥かしながら原作を知らず、

それならば真っさらで聞こう(以下略)

 

ということで始まった朗読。

野菊の墓はどちらかというと永島さんにウェイトがかかっている作品でしたが(物語の中心に居ながら、客観的に話を進めていかないといけない)

今回の葉桜と魔笛は反対に真殿さんにウェイトがかかっている作品です。(どちらも両名共めっちゃ大変だとは思うのですが…笑)

 

物語は真殿さん演じる男性が、過去に失った妹の事、それに伴う葛藤や、自身の体験した不思議な出来事を第三者(シスター)に告白する形で進んでいきます。

(ちなみに永島さんのシスター最高でした←)

死病を患う妹を不憫に思いながらも何もしてあげられない歯がゆさを感じ、

妹をおもうがあまり自分の人生も一歩踏み出せない、心優しいが感情をあまり表に出さない繊細なお兄さん。

縁談も断り続けて(自分だけが幸せになることを良しと思わなかった?)、妹と彼自身が内へ内へと籠ってしまっているのが、

二人とも悪くないのに悲しい(自分で何言ってんのかわからなくなってきた)

 

 

自分が守っていると思っていた妹が知らない内に男性(M・T)と文通(とその先も)をしていたと知った時の昏い感情や、

そのM・Tの手紙が妹が自分で書いた物だと知った時の戸惑い、

M・Tを騙って妹のために書いた手紙が完全に妹にばれていた時の恥ずかしさとかなんとも言えない感情、

全部にお兄さんの繊細さが表れていて、危なっかしいというか、ちょっと押したらすぐに闇に落ちていってしまいそうな危うさが良かったです。(シスターの相槌がなかったら闇堕ちしてたろ…)

 

今回完全に初見だったので「許せなかったんです…」と静かに言ったお兄さんを見た時、

客席で「絶対M・Tか妹のこと殺しちゃったでしょ…めっちゃ苦しい話…」と本気で思いました←

 

物語のクライマックス、

永島さん演じる妹がずっと押し殺していた感情を爆発させるシーンは、

永島さんのお芝居も相まってヘビーなので、お兄さんじゃなくてもかけてあげるべき言葉が出てこない。

今回の朗読劇の女性辛い人だらけ雷

本当に見ていて(聞いていて?)辛かったですね…。永島さんも泣いているし、見てはいけない物を見ているような感覚にも陥りそうに(笑)

 

最後の軍艦マーチは真殿さんの口笛なのか、違うのか気になってしょうがなかった私をお許しください(おい)

 

過去自分の内に秘めていたものを話終えたお兄さんは本当にすっきりした様子で、

重いものをようやく降ろせたんだなと。

お兄さんがしっかり前を向いて歩いて行ってくれそうなのが救いです。

 

ここまで書いていて、もう全然わかんなくなってきたので(←)もう手遅れと感じつつも原作も読もうと決意しました 笑

台本もたくさんあるので時間ができたら改めて熟読しようと思います。

人知れず心に闇を抱えた人物を演じる真殿さんのお芝居は、ふとした瞬間に怖さを感じて「あぁ、良いな…」と思いました←

回りくどく書きましたが、最高でした。

 

 

さて、

本編に関してもうこれ以上書いてたらさらに訳わからんくなりそうなので、

トークコーナーについて…。

 

・「葉桜と魔笛」どうでした?(永島さんへ)

→この作品は真殿さんにかなりウェイトがかかっているので…私は前半相槌を打つだけなので楽させてもらいましたw

(永島さんの正直さが癖になる不思議w)

 

 

・大阪出身のお二人に関西弁でしゃべってほしい

→永島さん「真殿さん、広島ですよね?」(そこからスタートするのかwww)

その後なんだかんだあって、真殿さんが会話の中に関西弁を入れてくれ、永島さんにも関西弁を促す。

が、関西弁しゃべってくれない永島さんwww

この感じ、真殿さんのパスをナチュラルに無視する感じ、なんだかすごく懐かしい…!!!w

そして旦那様(兵庫出身)と「カラス」のイントネーションで喧嘩するというお話に(笑)

真殿さんが「喧嘩するのかよ!聞くなよ!w」と笑ってた。

私も大阪出身なので大共感なんですが、地域ごとに微妙に違うんです!

しかも関西人、方言にこだわりないって装ってる人でもかなりこだわりがあるので(←)普通に喧嘩になります。

そして、関西弁しゃべってと言われて、エセ関西人みたいになってしまうのも関西人あるあるだと思うんですよねw

(少なくとも私はそうです 笑)

永島さんは次の質問に行く直前にこのリクエストの意味を理解し、関西弁を話してくれましたw

関西弁しゃべってくれた嬉しさよりも、リクエストが理解されてなかったことに衝撃を受ける真殿さんと客席ww

めっちゃ笑いましたw

 

・真殿さん広島弁も話せますよね(永島さんより)

→話せる。関西弁も広島弁も標準語も使い分けてる。混ざらない。

広島弁は需要あると永島さんが言うと、「広島弁は暴走族とかヤクザとかになる…w」

真殿さんも広島弁再現してくれる時いつもワントーン声低くなりますよねw

 

・葉桜の思い出(笑)は?

→お花見が多い業界。ただ花見の季節は寒い!→風邪引く

ので「桜=風邪」www情緒も趣もないww

 

・公演1週間前に風邪ひいた真殿さん

→本番を1週間前に控えたタイミングで風邪をひいてしまった真殿さん。

ツイッターにめっちゃ悔やんでる投稿されてたのは見てましたw

「やべぇ…!」と思い、気合いで1日で回復(根性w)

よし!と思ってたら永島さんがツイッターで「のど痛い、風邪ひいた…」とww

二人ともボロボロじゃないですか、無理しないでくださいね…(もう遅いけど)

 

 

 

そして写真撮影へ。

この撮影会の怖いところは、他の皆さんが写真を撮っているのを眺めているのもめちゃくちゃ楽しいというところw

中毒性が強い。

 

前回の反省を踏まえて、今回はちゃんと直筆メッセージを表に向けて写真を撮ってもらいました!

「しあわせは自分のこころがきめる」と、ストレートにいい言葉だったので、

「すごくいい言葉が当たりましたw」と真殿さんにお見せしたら

「これいい言葉でしょ〜!自分で考えてるからね!」ときゃっきゃしてくださって、本当にいい人だなと思いました(笑)

ガチガチの撮影が終わり、台本受け取ろうとした時に真殿さんが

「ほんとに良いこと書いてんなー(しみじみ)、ちょうだい!」といたずらっ子みたいな笑顔を向けてくださって本当に今死ぬと思いました。

動揺しすぎて、「あ、はい…ww」としか反応できなかった自分を殴りたいです←

 

 

他の方の撮影中には、

永島さんが顔認証されないとすねたりww

(真殿さんが「8割顔認証されなかった奴もいたよ」と冷静に答えるの面白かった)(成田さんw)

 

陳宮の画像をiPadに映して写真を撮るアイデアの男性の方の撮影の時は

永島さんがボソッと言った「遺影みたい」という言葉にツボにはまり、少し撮影に時間がかかってしまい謝った男性に真殿さんが「必要な犠牲でした」と陳宮で返していたのが、本当に神だなと思いました!!まさか陳宮のセリフ聞けるとは思わなかった!

 

というような、

他にも面白いことがたくさんありすぎてもはや全然覚えてないんですが、

本当に楽しい撮影会でした!!

 

 

 

こうして1日目が終了。

この日知り合った方や、ツイッターで交流させていただいている方々と「また明日」と言ってお別れするのがなんとも新鮮で、

とっても嬉しかったです照れニコニコ