2019年、パリでの家探しの実話です。
パリへの転勤が決まってから、一番の心配は家探し。
家族構成 夫 私 娘(5歳)。
前もって住居が決まっていたら安心だけど、
と思う反面、実際に内見してから決めたい気持ちもありー、フランスに着いてから探すことに!
となれば、日本でやることが、一時的な滞在先、ホテル探し。
外食続きは経済的にも栄養的にもよくないだろうから、キッチン付きのアパートホテルで探したのだけど、
見つからない。
2週間とか、短期間でならあったけど、会社の補助の関係で、1か月までホテル代を出してくれるので1か月まるっと泊まれるところにしたい。
でもなくって、、仕方ないから2週間ごとに別のホテルに移動しようかとした。
しかし、航空便で送られるホテル用の生活物資を、いちいち移動するのは大変。
子連れ海外赴任経験ありの友達にそれを言ったら、「なんでそんなことするのぉー!ぜったいホテル変えん方がいいよー!」
そしたら、旦那さんが会社に相談した。
したら、・・・翌日には、まるまる一か月、13区のアパートメントホテル、Citadineシタディーンを押さえてくれた。。
どんなにBooking.comで探しても空いてなかったのに、
なぜ、会社が探すと出てくるの?
なんですんなり予約取れた?
もう、謎。
そして3月1日、晴れてフランスへ。
Citadineホテル に着いて、数日後、会社が提携している、フランス生活サポート会社の方がホテルに迎えに来てくれた。
名前はキャイーン(一部名前変更してます)。
キャイーンは年配のフランス人女性。とっても気さくでチャーミング。
まずはキャイーンの車で、パリを簡単に観光してくれた。
ノートルダム、シャンゼリゼ、凱旋門...自分には縁がないものと思っていた、遠い国の建造物がそこに![]()
そしてキャイーンは1件目の住居を内見させてくれた。
ひとことで言って。素敵! ![]()
2階の部屋からは通りを行きかう人が見えて、人々を見下ろしながら、お茶が飲めるスペースがあって、台所も広くって、2ベットルームで、小さいけどテラスもあって、バスタブもある、壁収納も充実、駅にも近い。
見てると、もう、ここでいいじゃん!と思えてきた。
しかし、私たち夫婦はメリット・デメリットが見えないと落ち着けない。
いいとこばっかでなく、問題点もみたい! ←あとで分かるけど、この発想自体命とりです。
キャイーンが言った。
「ほら、こんな近くにボンマルシェがあるのよ。」
キャイーンはこんなに便利なところよ!すごいでしょ!と言いたげ。
確かにいいけど、ボンマルシェは高級スーパー。
私たちはどちらかというと、庶民で。日本にいたときはアオキスーパーとか、イオンとか、もっと安いところで買い物してた。
生活の感覚が狂わないか心配になった。
一番気になったのが、旦那さんの勤務先にすごく近いわけじゃない。
遠くもない。電車の駅で言うと、6駅くらい。日本だったら、全然苦じゃない。
なんだけど、一番こだわってたのが【勤務先の近く】だった。
なぜならば、
フランスはデモ大国。デモやらストライキで電車の本数が少なくなったりしないかなと。
電車も、クーラーが入ればいいけど、ない車両は夏キツそう。
なによりも、会社から近い方が、行く気になってくれそう。
それに、ちょっとこの地域、都会過ぎないかなと。
カルチェラタンの学生街で仕事して、繁華街に帰ってっ来るもの疲れないかな。
あぁ、、、急には決められない。
結局、ちょっと考えることにして、他の物件を見に行くことに。
2件目、ちょっと会社に近くなった。ムフタール通りに近く、いい食材が揃いそうなところ。
だけど、坂が多い、部屋がおしゃれだけど狭い。ベットルームのガラス挟んだすぐ向こうが、歩道と道路。足音すら聞こえそうで、落ち着かない。
これなら1件目の方がよかった。
ここで問題が起こった。
1件目が誰かに取られた。誰かが契約をすることにした。
パリではどんどん決まっていくので、住居の仮押さえができないと言われていた。
取られた。。。
ショック
さっき見たばっかりじゃん!そんなに早いの?!
その後、キャイーンと
日をあらためて、内見し、「この部屋はないなー。」
また日をあらためて、「この部屋も嫌だなー。」
また日をあらためた。
本来、2件くらい見て決めろと、どこかから言われていた。
それが、3日かけて、合計10件くらい内見しても決まらない。
家を探し出しから1か月が経った。住居が決まらなくて困ったことは、
① 学校(公立幼稚園)に入れない
② 滞在許可証の手続きができない
③ DCEM(子供用の滞在許可証もどき)が手続きできない。 ←EU外へ旅行するときに持ってく。
④ 運転免許、日本からフランス版への切り替え手続きがはじまらない。 ←申請してから切り替えまでに数カ月(か、それ以上)掛かる。
⑤ 船便を受け取れない
ホテルにいる期間を延ばしてもらった。
事情を話したら会社もホテルもすんなりOK。
部屋探しに1か月掛かったせいで、キャイーンが疲れてきた。
待ち合わせ場所であった瞬間の顔が疲れてる。
「この人たち、まだ決まらないの。」という声が聞こえてきそうだった。
疲れは運転に出た。
キャイーンが、車を縦列駐車しようとしたとき、「コツっ」と音がした。
旦那さんが、「今、音しなかったか?」日本語で言った。
私は黙った。というか、固まった。
確かに音がしたし、後ろの車を少し押した。
だけど、坂道で、車はミッション。狭い間隔への縦列駐車。他に路駐する場所はない。
パリは隣の車を押して停めることを何かで見たし、
キャイーンが気を悪くしないように、黙ってた。
疲れさせてしまって、申し訳なかった。
これではいけないと、私は住居の検索サイトを変えて、探して、また検索サイトを探して、部屋を探した。
そしたら、会社の近くで1件でてきた。写真で見た感じも悪くない。
すぐ内見させてもらって、良さそうだと思った。だけどキャイーンが言った。
「it's not suit you.」
合わないと。
問題点は、
子供部屋に続く階段に手すりがあったのだけど、子供が簡単に転落しそうな簡素な手すりだった。
古い建物だった。古い建物は見た目がかっこいいけど、あっちこっち古くて問題が出やすい。
屋根裏部屋だった。夏熱く、冬寒い。
集中暖房でなかった。集中暖房、と部屋ごとの暖房ではランニングコストに差が出るらしい。
でも、もうそこしかなかった。
内見して、旦那さんと話し合って、すぐキャイーンに電話して契約したいことを伝えた。
やっと決まって、入居。
長かったですよー。![]()
そして、いま住んでいる屋根裏部屋がコチラ![]()
雨漏りとか、ネズミが出るとか、熱波がくると死にそうに暑いとか、
デメリットはありますが、
無事に決まって、本当によかった![]()
では、良い一日を! ![]()




