ペピーノはメロンのような食感でナシのようなさわやかな甘みがあるフルーツで、夏と秋の年2回の収穫が楽しめます。
▶ 中間地
植え付け:4月上旬~7月上旬
収穫:5月上旬~
ペピーノは根張りが良いので、深型のプランターを選びましょう。
8号~10号の鉢、深さは25〜30cmほどあるものを選び、1株で育てます。
ペピーノは日当たりがよい場所で育てますが暑さに弱いので、夏は風通しのよい半日陰のような涼しい場所で育てます。
用土は市販の野菜用培養土で育てます。
自分で作る場合は、小粒の赤玉土7に腐葉土3の割合に肥料を混ぜた水はけのよい用土を用意します。
収穫した種をよく乾燥させ、後乾燥剤を入れた袋に密閉、冷蔵庫で保管して翌年の春に蒔きますが、ペピーノの種子は発芽率が悪く、育てても株が弱く、果実も食味が劣るものができてしまうことが多いので、苗の購入がお勧めです。
増やす場合は挿し木をすることができます。(4月〜5月、9月〜10月)
ペピーノは成長が早いため、根詰まりすると生育が衰えます。
春か秋に一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え付け後はしっかりと水やりをします。
植え付けから3週間ほど経った頃から追肥を行います。
その後は2週間に1回の割合でリン酸中心の肥料で追肥を行います。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
そのままでも結実しますが、人工授粉をした方が収穫率が高まります。
綿棒や筆を使って受粉させるか、花を指で軽く揺らして受粉させましょう。
わき芽は小さいうちに摘み取ります。
草丈が15cmほどに生長したら、元気の良い3本残して他の茎は全て切り、3本立てにします。
実が直径5cmほどになったら、1つの房に生長のよいものを2つ選んで、他は摘果します。
冬越しをさせる株は、10月頃に草丈が1/2になるようにバッサリと切り戻しします。
品種によって収穫時期・目安が違いますが、黄色く熟してきたら収穫適期です。
実の成長が止まったら水やりを控えめにし、収穫後2~3日置いてから食べると、甘みが増します。
アブラムシやハダニがよく発生します。
ハダニは葉裏に付いていることが多く水が苦手なので、水やりとは別に葉水をすると予防できます。
- 挿し木で増やすことができます。
- わき芽かき、整枝、摘果、剪定の作業があります。