・在宅高齢者の低栄養

→口腔、嚥下機能低下、運動機能低下、うつ、認知症などの影響

 

・孤食で食事抜いたり、野菜、果物摂取不足、多様性が乏しいなど。

 

 

〇栄養評価

・食事は美味しく食べられているか?水分はとれているか?最近痩せたりしてないか?など栄養に関することをきくようにする。

 

・体重の確認。週に1回程度は測定。エネルギー摂取量不足があるか。急激な体重変動は体液の変動(脱水、浮腫の増加など)を表すことも。BMIや体重減少率をみる。

 

・栄養スクリーニングとしてMNA-SF(簡易栄養状態評価表)用いる。3,4分で実施可能。下腿周径で代用。

 

 

・SNAQ食欲に特化したスクリーニング。14点以下を食欲低下と判定。要介護高齢者向けに。今後体重減少、栄養状態悪化する可能性がある。

 

 

・サルコペニア評価

栄養状態が悪化すると体重や筋骨格筋量より先に握力が減少することがある。そのため握力などの筋力評価は栄養状態のモニタリングとして重視される。

・食品摂取多様性スコアDVS

10点満点で、高齢者は7点以上(DVS高い)だと、身体機能低下予防の可能性あり。低下の要因として、配偶者の死別、咀嚼能力の低下、高次生活機能の低下など

 

 

〇身体所見

・眼瞼結膜の蒼白は貧血が疑われる。ツルゴール(皮膚緊張)が低下している場合は、脱水症が疑われる。手の甲などをつまみ皮膚が元の状態に戻るまでに2秒以上かかる場合は、脱水の可能性。

 

 

 

 

 

〇対応策

①改善すべき低栄養、サルコペニアか?

→改善期待できるか?栄養改善しても生活機能改善を期待できない場合は栄養維持を目標

 

②改善できる低栄養・サルコペニアか?

→低栄養の原因が飢餓なし、侵襲なし、同化期(CRP3mg/dL以下)、前悪液質の場合は、栄養改善目指す。高度の急性炎症、不応性悪液質、飢餓でリフィーディング症候群などは栄養改善難しい。

 

→①②に該当すれば積極的なレジスタンストレーニングと栄養療法。しない場合は機能維持や悪化の防止を目指した介入。維持的なリハビリでも適切な生活用具の導入、住環境整備などでADL、QOLの維持・向上目指す。

 

〇管理栄養士による栄養指導

・欠食しないこと。食べられないときは間食で乳製品・果物などを食べる。市販品・冷凍食品等の活用(外食、持ち帰りの弁当や惣菜購入など)が推奨される。

 

・食品摂取多様性チェック表などを使用。欠食や社会的孤立、社会参加がないこと、フレイル傾向がある場合は食品摂取の多様性は向上しにくい。

 

・食事摂取状況の把握のために、食べたものを食事調査票や介護ノートに記録。写真撮ってもらうことも有用。水分摂取量についても飲料の種類と量について把握していく。

 

※生活期での栄養と理学療法 高橋1)

 

 

 

 

 

在宅では今後栄養関連も重要視されているようで。需要は高いが管理栄養士は不足しているらしいが。

 

栄養に関しては個人的にも興味があるので、自分のためと思って調べるのもアリかなあなんて思っている。料理もわりかし好きだけどレパートリーは偏っているし。

 

食べているものが偏って、味付けとかも一定じゃないし、たぶん軽い栄養不足なのは間違いないだろう。

 

一人暮らしってのはかなりの自己コントロール能力が試されており、あっというまに堕落してしまうのだ。

 

体が言うこと聞かなくなったらなおさら適当になってしまうのだろう。糖尿病とかになったら大変だし。取り返しのつかないところまでいかないようになんとか、できるのか、もしくは支援が必要なのか。

 

でも病気じゃなくても、そういうサービスがどんどん普及していくのかもしれない。

 

個別向けに栄養指導してくれるみたいな感じで。スマホとか使って。そういう副業をしているみたいな、人もいたっけか。