完全に見切り発車だが、最近はインプット欲が強まっているため、際限なく色々見ていこうと思う。

 

 

〇BIA法  栄養

・骨格筋は大量の水分を保持、筋量の75%を占める。体水分は細胞内水分(ICW)、細胞外水分(ECW)に分けられる。ICW+ECWがTBW(Total body water)。

 

・ICWは主に筋細胞を反映し、ECWは細胞外空間における血漿と間質液の合計を表す。浮腫が存在するとECWが増大し、結果的にECW/TBWが高くなる。

 

・ECW/TBWが0.36~0.40未満が基準範囲。超えると水分均衡が崩れた状態。

・大腿四頭筋の筋肉量とBMI、低栄養リスク、筋力、嚥下能力といった栄養関連指標との関連。

 

 

・70歳以上の高齢者で、BMIが17.8kg/m未満であれば大腿四頭筋の筋肉量減少が特に著しいと認識できるか。

 

・肥満とサルコペニアを有している状態はサルコペニア肥満と定義され、脳卒中患者においても予後は不良という報告。

 

・歩行自立した慢性期脳卒中患者の麻痺側と非麻痺側の大腿四頭筋の筋力増大は大腿部の筋肉量増大と関連という報告 →HHDで測定した大腿四頭筋の等尺性筋力との正の相関

 

・脳卒中発症からの1週間で、歩行自立していなかった患者の麻痺側、非麻痺側の大腿四頭筋の筋肉量はそれぞれ12.8%、9.3%の減少が報告。慢性期でも3年間で10.3%、17.0%減少という報告

→評価が必要か

 

・回復期CVA患者において、入棟中の起立・着座訓練の回数が多かったものほど退院時の嚥下能力が高かったという報告。入棟時の大腿四頭筋の筋肉量が少ないものほど、退院時の嚥下能力が低いという報告。

 

※栄養評価としての骨格筋評価 赤澤 理学療法学 第50 巻第2 号 42~50 頁(2023 年)

 

 

 

 

BMIが低いと低栄養だろうと、しごく当たり前な感じもするが、大腿四頭筋の筋肉量は評価しやすいようで。

 

HHDが最近は主流だけど、まだまだこれからという感じなのだろうか。前の職場でも使っている人がいたけど、自分はあんまりやっておらず。

 

ただ数字で測定できるし、データとして活用しやすいしMMTなんかよりは客観性高そうではある。再現性の変化はあるようでも、方法を統一すればいいだろうし。測定自体は慣れれば面倒ではないかもしれない。自分は面倒に感じていたけど。

 

汎用性は高そうで、在宅でも使えそうなのだが、価格を調べたら到底気軽に変えそうな値段ではなく、まだまだ設備の整った場所でしか使えなさそうか。まあ、一般の人が大腿四頭筋の力を調べたいって、なかなかならんだろうし。だったら握力計の方がわかりやすいし、慣れてるし楽だしとなるか。

 

とりあえず大腿四頭筋力は大事ってことで