・アイデンティティの再構築。前の自分に戻るというより、ゼロから再構築。

 

・ナラティブアプローチ。対象者の主観を含めた全体性を重視する。対象者=主役。療法士=脇役

 

・NBM、EBMの視点

 

・予後予測の考え方。健康予後、生活機能予後、心身機能予後、活動予後、参加予後と細分化して整理していく。人それぞれ考えなど違う

 

・人的環境の将来予測。家族の健康予後、生活機能予後を予測して関わることが重要。老々介護、認々介護、介護者の心身疲労困憊、関係性の悪化や虐待、家族の健康状態悪化など

 

・病気が悪くならないよう、できるだけ機能回復、生活を広げて出来ることを増やす、生きがいや役割を増やして幸福感、自己肯定感を高める

 

・従来の評価+強み評価→強み分析・リハビリテーションSWOT分析→強みを活かした生活、目標やプロセスづくり→

 

・例として抑うつ→強み分析。困難事例→リハビリテーションSWOT(個人・環境を分析)

 

◇強み分析

・本来の当事者は弱者ではない。元気がないから見えるが全ての人がその人らしい強みを持っている。

 

・短所・弱みを指摘されて伸ばされるか?長所・強みを褒めてもらい伸ばされるか?従来のやり方は問題点を見つけていく流れだが、、

 

・ウィークネスアプローチ(弱みに焦点)→従来の医療・介護

 

・ストレングスアプローチ(強みに焦点)→ストレングスリハ

 

・学習性無力感(あれもこれもできない、生きがいない、楽しみない、価値のない人間だ)出来ない地獄→うつ

 

・長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象。高齢者や障碍者も同様で、、無気力のきっかけに

 

・心身機能低下→生活場面での失敗体験→自信喪失、無力感→抑うつ、引きこもり→廃用、自意識崩壊

 

・いかに主体性を失わないか。主体性VS学習性無力感。

 

・長期間のストレスは脳萎縮を起こす。身体的ストレス(痛み)、精神的ストレス(自己否定、孤独感)

→前頭葉の萎縮→うつ、認知機能低下

 

・対象者の本来有する強みに焦点をあてて(絵が得意、仲間がいる、孫がすき、、、)対象者の意欲や火事場の力を引き出す

 

・チャールズ・ラップ  ストレングスモデル

 

・グットマン。失ったものを数えるな。残っているものをいかせ。保護より機会を。

 

・心身機能低下→強みアプローチ、意欲ある生活目標→生活場面での成功体験→一部自信回復、自己効力感向上→抑うつ軽減、行動拡大→生活機能回復・自意識向上

 

 

・強みの種類をみていく。人の性質・性格、技能・才能、関心・願望、環境。興味、関心だけでなく

 

・強みの評価などをすると怒る人もいる。チェックがついてないところは弱みもわかる。

 

・主観的なチェックだが、家族など周囲の評価もからめたり

 

・強み40個以上は優秀、10個以下は要注意。数が少ないと引きこもりになりやすいかも。自己意識→現実のズレもある。加増や友人等に評価してもらうのもあり

 

・複数の強みを組み合わせると意欲のわく生活目標ができる。強みを活かした目標が主体性回復へ

 

・本人が強みを強く意識し喜びに感じれるか。強みへの誘導が幸福感へつながるか。

 

・悪いことも沢山おこる人生で自分らしく生きるコツは、とにかく強みを強調

 

・人生はできることに集中することであり、できないことを悔やむことではない ホーキング博士

 

・ウィークネスアプローチとストレングスアプローチを併用していく。生活課題解決に向けた弱み、強みの抽出。生活目標設定→リハプログラム

 

①初回で、、問診。元気になったら何がしたいですか?病気をしてなかったらどうしていますか?チェックシート使ったり

 

②長期目標の設定は、強みを絡めた本人の意欲の出る具体的な生活目標とする。短期は長期達成のための生活動作や心身機能の具体的目標を。

 

③定期訪問でのリハプログラムは、本人の強みをからめたものに。例:花好き→園芸訓練、買い物好き→外出・買い物訓練、旅行好き→旅行に必要な動作訓練。

 

・他動的な機能訓練はルーティン化しない。身体機能調整は生活の中や自主トレで。

 

 

・対象者の弱み・強み、環境の弱み・強み。人的、物的、自然、文化的、教育、情報環境など

 

・SWOT(Storengths Wiaknesses Opportunities Thereats)分析 、クロス分析

 

 

・対象者の強みS・弱みW×環境の強みO・弱みT  4通り。強みを活かして弱みをコントロール

 

 

・2語文程度に簡潔に表現。情報を3つ程度に絞る。弱みに関しては大雑把にポイントあげる。強みに時間をかける。かけあわせにくいキーワードはあとで。アクションプランは役割につなぐことを意識。

 

・問題点に縛られない目標設定ができる(ケアプラン、リハビリテーション計画)

 

・目標があってもなくても分析可能。あればさらに実現に向けた分析可能。

 

・一つの視点の枠組みとなる。ケアスタッフや当事者と情報共有。本人の自己分析、地域ケア会議、担当者会議でも活用できる。

 

 

 

〇生活行為

・特にやりたいと思っている生活行為

・特にやる必要があると思っている生活行為

・できなくなるととても困る生活行為 

を見つけていく。

 

・興味関心の調査。面接時間をとった方がいいのか、会話の流れで聴いた方がいいのか?

 

・SPDCAサイクル

 

 

 

 

 

 

 

 

誰だって褒められて伸びたいのだろう、人間というものは。厳しさも大切かもしれないが伝わり方でも大きく変わってくる印象。本人が現実に向き合うことは必要だろうけど、周りからそれを強要することは、果たして・・

 

病気や高齢によってよりネガティブな要素が強まるなか、さらに弱点を指摘しつづけることで、ネガティブを強める可能性もある。誰しもが負けず嫌いで強気でストイックなわけではないと。

 

ただ、人を褒めるってのは案外難しかったりする。