・ICFの環境因子と個人因子の深掘りが特に重要

 

・その人の人生における一つのフェイズ、切り取ったものが生活。その人の価値観などが今までどうだったのか。

 

・作業療法は人々の健康と幸福を促進。身体に障害のあるものに対し、理学療法は、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、、、という定義→ リハビリの定義としては一部

 

・バズワード化するリハビリ。。リハ  全人間的復権

 

・リハビリテーションと理学療法の分離。予防理学療法(病前、虚弱高齢者・生活者)・治療理学療法(急性期)、リハビリテーション理学療法(回復期~生活期)に分ける考え方。

 

・クリニックなど整形疾患で肩関節周囲炎、肩が上がるようにしたい、、という人に対するアプローチとまた変わってくる感じ。

 

・回復期が一番難しいかも。治療的な部分と生活期にかけて合わせて考えていく。

 

・装具作成と申請に関して。お金の問題。生活期になって装具をいつまでも変えない人がいたり。

 

・障害年金「障害基礎年金、障害厚生年金、障害共済年金」。1~3級  生活レベルはどれくらい?現実的に可能かどうかもみる。

 

・復職、就労。成功に至らせる要因。。。復職的な方向性を持ったリハビリの提供、雇用主の柔軟性、社会保障、など

 

・労働者保健福祉機構、高齢・障碍者雇用支援機構などコーディネーターの存在が必要。医療側からの情報提供が有用。法律を知っていることが重要。

 

 

・人間と障害、幸不幸の関連は?

 

・効果のない漫然としたリハビリテーションを続けてしまう。。。寝たきり状態の人など、、もんでさすって三法して、

 

・疾患のある人がまた別の疾患にかかり、いかに病前の生活に近づけるみたいな感じに。多重疾患の人が増えている。超高齢社会

 

・訪問は難しいのか。生活期は考え方が違うだけ。マラソンみたいな長期戦である。いったん介入終わってもまた帰ってくる

 

・曖昧なゴール設定は効果のない漫然としたリハビリテーションを誘発する。個人因子、環境因子を十分に考慮する。

 

・①心身機能・活動・参加の分析、②ゴールの具体化、③目標の数値化(具体化が曖昧な場合は)、④期限の設定(終わりを意識)

 

 

 

・転倒予防とは?→TUGで何秒以内、みたいな。

 

・本人(家族)、関係者、関係部署の同意の形成→カンファレンスとインテーク

 

・クライアントに対して最初に終了に関して説明しないと、、いつまでも終われない可能性あり。終わっても別の事業所を探すだけになる可能性も。半年くらいで一旦やめましょうみたいな、終了に関して説明するといった。

 

・カンファレンス。生活は人生を切り取った一部。いい人生、悪い人生というものがない。人間個人が評価している。正解はない生活。その中で方針を決めていく。

 

・要介護状態は、2と3の間がかなり大きい。要介護2までは歩く能力の低下に関わるものがメイン。

 

・要介護3以降は歩行不能の後の問題。排泄の問題がでてくる。トイレさえできればなんとか在宅できるかも。入浴、食事はなんとかなったり。

 

 

・医療、介護、生活支援の一体化。入院前の生活機能の把握が重要となってくる。社会関係資本(目に見えない資本)

 

・2040年までのフェイズは変わってくる。2025年までは75歳が増えて、2040は85歳以上が増えてくるイメージ。

 

・複合疾患、重症な人の生活をどうしていくか、考えていく必要が出てくる。

 

・マネジメント、他者を通じて結果を出すこと。他者をどう動かすのか。

 

 

 

・相手の言うことに100%従えば、相手が幸せになる仕事ではない。クライアントがやりたくないといったから、中止・終了していいのか?

 

・何を言うかより、誰が言うのか、そしてどんな気持ちで言うのか?それができないなら離れた方がいいかも。自分の気持ちを落ち着かせる方法を知るように。自分自身が余裕を持てるように。

 

・リハビリは感情労働といえる。感情調整困難者への対応が必要となってくる。メタ認知を意識したり

 

・関係論。自分で関係を悪くしないように。礼儀・礼節を尽くしてもダメなら迂回路を意識する。合わない人はいる。

 

・マネジメント、動いてくれない、でなく動かしていないに(利用者、ケアスタッフ~が・・)。ただ自分が悪いという責任で考えない。責任≠善悪   

 

・やってないけど謝罪することもある。申し訳なさそうな顔はせず、真剣な顔で。自分は何に対して謝っているのかを明確に

 

・満面の笑顔で絶対的な拒否を。真顔で淡々と言ってしまうと傷ついてしまう。暖かい厳しさを意識して。

 

・リハビリテーションとは、全人間的復権rehabillitation。なぜ食事でエプロンをするのか?など。リハビリテーションと理学療法と運動を分けて。

 

・生活者として当たり前のことを考える。風呂に入るときに裸を他人に見られたいか?当たり前を実現するためにひと手間かけているか?簡単ではないが

 

・人間として当たり前のことを実践する心構えである。技術的な不足や差はあるが。

 

・自分を大事にするとは何か?3か月後どうなりたい、ちゃんと座れ、歩こう、がんばりなさいを自分はやってるか。誰から言われるかでも変わってくる。

 

・人間らしさとはなにか。歩けるのに寝たきりになっている。食事する能力があるのに、全介助で食べさせられている人。誰からもしゃべりかけられずに一日寝たきりの人。いつも怒っていて、誰からも無視される認知症の人。。

 

・家族で方針をしっかり決めて。家族の問題は家族の問題。

 

・寝たきり予防、介護予防など。明確な回復・改善が見込みづらい人たちにリハビリテーションは不必要なのか?→理念は回復・改善可能性の乏しい人にはリハビリテーションを行う必要はないとは言っていない。

低ADL、寝たきり、終末期、右肩下がりのリハビリテーション

 

・障害とは、環境(内環境・外環境)がその人の能力を活かすことを阻害している状態

 

・人生観、障害観、人間観。社会の方に阻害している問題があるという考え方

 

 

・リハビリテーションの理念。その人に出来ないことを尋ねるのではなく、出来ることを発見・拡大させること。障害を持っていても人間性は傷つけられない。障害を受けた人間ではなく、障害とともに生きる当たり前の人間である。

 

・①個人因子・環境因子②心身機能・活動・参加の分析、③ゴールの具体化、④目標の数値化(具体化が曖昧な場合は)、⑤期限の設定(終わりを意識)

 

・維持でもいいと考える。75歳を超えたら維持の積極的肯定。改善度ではなく、80歳を超えたら維持度を指標に。男性が平均80、女性が86歳、ただし高齢者の体力は多様なので評価は必要。価値観を変えていく

 

 

①個人因子、環境因子

・やる気がないというのはどういうことか?引き出すには個人因子を深掘り。人間は機械ではなく、スイッチがあるかも誰もわからない。モチベーションはやる気がなくてどうしようもないけどなんとか続ける力。やる気は、テンションの問題。トライ&エラーを繰り返していくしかない。

 

・環境因子。福祉用具だけでなく、ホームセンターなどでも。お金の問題も考慮。自作も考慮

 

・介護者の情緒的サポートも必要。家族のフォローも。

 

・社会と個人が要求すること、文化や個人のルールは何か?住宅改修の注意点。

 

・みんなで同じことをするのが幸せの一つの形でもあったり。

 

・家族関係論も考慮。清潔と栄養にその人らしさはないという考え。

 

・高齢者の食事が大事。栄養がないとそもそも運動できない。口臭、尿臭、便臭、体臭、服装は清潔か?清潔さは社会の入り口

 

・興味、関心チェックシートの利用。また背景には誰としたいか?など深掘りしたり。アルバムの確認、家族との対話、終末期もしくは意識のない状態だからこそ

 

 

②ゴールの具体化

・介護保険領域、生活期のゴール設定はセラピスト単独で決定できない。サービス担当者会議などカンファレンスは必須。

 

・ケアマネ:目標が具体的・連絡が早い、利用者の状態に関して情報を求めてくる(仕事を割り振る)。目標が漠然としている、連絡が遅い、利用者の状態に関して関心がない、仕事を丸投げだと残念。

 

・事業体・個人の知的財産(関係資本、評判資本、信頼資本)

 

③心身機能・活動・参加

・一般生活強度負荷→生活での運動強度の判定   日常生活でどれくらい動いているのかを基準に考えて

アンダーソンの基準のみだと何もできなくなる人も多い。

 

・PDの人とのキャッチボール。

 

・非がん疾患の予後予測の指標作する研究。脳血管障害モデル(脳出血は比較的予後いいが、、心塞栓の人などは5年以内の再発リスクは高いかも)。ALSモデル。

 

 

 

◇リスク管理

・骨折:病棟における関節可動域練習が10であり最大要因。特に回旋を伴う可動域練習で発生。

 

・ファーラー位≠ギャッジアップ45°。股関節屈曲角度をしっかりつくり、頭起こし、背枕、クッションで頚部安定させて、呼吸が落ち着いてきた状態をファーラー位。

 

・吸引行為:医師の指示が必要、施設長の教育を行ったという書類が必要、教育内容に関しては規定はない。

 

・ローザーネラトン線の確認。股関節45°屈曲位で、ASISと坐骨結節を結ぶ線で大転子の位置確認。脱臼してないかどうか。

 

・体起こすときの注意。骨折や嘔吐。嘔吐からの誤嚥性肺炎、窒息など。メンデルソン症候群

 

 

・ALSの人。電動ツールの導入は?使うのなら動けるうちにやっておかないと後々難しい。

 

・寝たきりは寝かせきり。ファーラー位→まずは座位を。ティルトリクライニング車椅子を検討。ただのリクライニングはきつい。

 

・能力を発揮することが必要。当たり前のこと。その人が決めること。機会を増やして何かに引っ掛かればいい。

 

④期限の設定  

・最初は粗いゴールでいい。変化のないゴール設定こそ悪。

 

⑤目標の数値化(数値化が必要ない場合もある)

・測定と評価は別。どうなったら歩行自立、転倒予防と判定するのか。目標を刻んでいく、数字を

 

・動画撮ってみたり。立ち上がりまでの時間、10m歩行、TUG、反復唾液飲みテスト、握力、トイレ動作、入浴動作、、、

 

・開眼片脚立位。要介護状態の人が果たしてできるか?10秒以下がハイリスク。

・握力も解釈が難しい。

・10m歩行も解釈難しい。

・TUGは使いやすいかも。13.5秒カットオフ。生活の移動課題が全部入っている。Podsiadloらは20秒以下で遂行できる高齢者ADLにおける移動課題が自立し、屋外移動のための十分な歩行速度がある。30秒以上になるとADLにおいて介助が必要で移動のためには自助具を要する。高齢者の平均は15秒。歩行、方向転換、立ち上がりといった動作を基礎。

 

・犠牲なき献身こそ、真の奉仕。自己選択・自己決定・自己責任。他人の人生を左右するということ。

 

※本

存在を肯定する、障害受容再考、障害受容からの自由、アル中病棟、カント純粋理性批判、障害が苦、リハビリテーションの哲学、ルポ精神病棟、人間仮免中、こころの処方箋・最終講義、臨床とことば、フロレンス・ナイチンゲールの生涯、命の格差は止められるか、仕事の報酬とは何か、未来を拓く君たちへ、なぜ、時間を生かせないのか、仕事の技法、ゴーストアンドレディ、マネジメント、ビジョナリーカンパニー、幸福論アラン、これからの正義の話をしよう、予想通りに不合理、嫌われる勇気、幸せになる勇気、地方消滅、代替医療解剖、アサーショントレーニング、人は見た目が9割、それでも人生にイエスと言う、新しい家族関係学、感情と看護、FACT FULNESS、日本人の9割が知らない遺の真実、居るのはつらいよ、ホモデウス、残業学、ビジネスフレームワーク図鑑、もっと言ってはいけない、あたりまえを疑え、USJを変えたたった1つの考え方、仕事は段取りとスケジュールで9割決まる、

 

 

 

 

 

心がまえ的な。生活期は特に終わりが見えないので、ゴール設定をどうするか。見る視点が回復期とはだいぶ違ってくる感じ。色々な考え方を知るだけでも変わってくるかもしれない。