〇姿勢観察

・太鼓腹 骨盤後傾してくる。腸腰筋の短縮と腹筋のゆるみ。抗重力伸展、座位・立位で

・移行部に問題生じやすい

・頭部前方姿勢  OAjt、C4,5、C7,Th1、Th4,5.。Th5は上半身と下半身の分かれ目。脊柱伸展の支点。腹筋、腹斜筋はTh5以下の下位肋骨から起始。頚部伸筋群はTh4,5,6から起始。

 

・頭部前方姿勢と胸椎曲がり。口呼吸。

・立位では頭部前方姿勢とスウェイバック

・ブルガーの歯車

・座位での平衡反応訓練も、骨盤後傾位で脊柱起立筋offでは効果ない。

 

・頭部前方姿勢、中部胸椎機能不全、knee in-toeout、偏平足、下肢の屈曲内転内旋、OA、筋緊張異常、、、

 

・肩甲骨の異常を確認。三角筋の過緊張による肩甲骨の下方回旋など。。肩甲骨の過剰な挙上、上方回旋。。。呼吸とも関連。呼吸時の胸鎖乳突筋、斜角筋の緊張。。PDの人など陥没呼吸。。

 

・肩交差症候群。緊張筋、弱化筋は?骨盤交差症候群。逆骨盤交差症候群(骨盤後傾、高齢者に多い)。

 

・運動パターンテスト。片足立ち、スクワットテスト。上半身が揺れる、足関節で揺れるなどみたり。できない人も多い。スクワットでは、骨盤後傾どうか、など。

 

・動作分析、、、どこが気になるか。運動パターンをどう変えていけるか。細かすぎる分析だと問題点がわからなくなってきたり。

 

・体幹屈曲テスト、静的背筋群持久力テスト。体幹耐久性テスト。など。

 

・肩外転テスト。体幹側屈や肩甲骨挙上はどうか。頭部屈曲テスト。頭部挙上すると胸椎屈曲したり。顎上がったり。

 

・腕立て伏せテスト、四つ這い。肩甲骨の動きをみたり。僧帽筋下部。壁押しテスト。呼吸のパターン。

 

・筋の長さテスト。腸腰筋は背臥位、トーマス肢位変法で、、伸展方向に押してどうか。TFLはオーバーテスト。内転筋、梨状筋、下腿三頭筋、大腿直筋、脊柱起立筋など。。腹臥位で胸椎伸展みたり

 

・ウォールエンジェル。頭部、胸郭、骨盤アライメントを修正した位置での感覚をきく。壁によりかかって、肩外転外旋して。

 

 

〇運動療法の手順

①モビリティエクササイズ

・他動でなく、自動、active assistiveメイン。自分で収縮、運動させ、神経系の活性化、筋の循環の改善等が期待。痛みの起こらない範囲で。代償しないように。腹圧を上げて行い四肢運動時に腰椎の過剰な動きをコントロール。ゆっくり行い呼吸は止めない。完璧でなく今より少しでもよくなることを目指す。

 

・赤ちゃんの発達を考えて。高齢者は退行していく感じ。四つ這いや腹臥位、高這いが苦手になっていく。

 

・頭部前方姿勢に対するリハビリ。頚椎伸展・回旋はリスクあり。椎骨動脈ある

 

・中枢抑制テクニック。相反抑制の応用。できるだけ目的の筋に収縮を起こすように代償運動を防ぐ。エクササイズ前後に筋の長さテスト行い変化をみる。呼吸止めないで。等尺性収縮を5~10秒、10回1セットを目安。

 

・後頭下筋群の抑制について。背臥位で頚部の下にタオルをおく。自分の下顎の下にこぶしを入れる。これにより頚部深部屈筋群の等尺性収縮を行う。このとき胸鎖乳突筋をあまり収縮させないよう、後頭部でベッドを軽く押すようにして行う。屈筋群の収縮で、後頭下筋群が抑制。顎が上がらないように枕の高さ調整しつつ。

 

・運動パターンの修正エクササイズ。痛みのないように。腹腔内圧をあげ、プレーシングした状態で行う。目的筋の収縮を意識してエクササイズ行う。可動域最終で等尺性収縮いれる。ゆっくりおこなうことで、求心性―等尺性―遠心性収縮のエクササイズになる。

体幹を安定化した状態での頚部コントロール、上肢、下肢のコントロール。。呼吸コントロールができない、代償が大きい場合はレベルを下げる。筋力強化というより正しい運動パターンの強化。

 

・臥位、立位、四つ這いでのうなずき運動。座位・立位での抵抗顎引き運動。。壁によりかかっておじぎ練習、股関節のみ殿部意識、ヒップレンジ。

 

・臥位でのバタフライ。下顎の下にタオルや小さい風船いれたり。棒つかったり、両肩外転・外旋歩行、ランジなど。

 

・どんな正しい姿勢でも長時間同じ姿勢をとらないようにリセットすることを指導。30~60分に1回姿勢のリセット。関節にかかる荷重を一時的に除圧することで、物理的ストレスを軽減し、関節内の循環を改善。姿勢矯正、関節の牽引・離開は戻すときに痛みが生じる場合があるため、ゆっくりと慎重に行う。

 

・エクササイズは息を止めないように、痛みのあるエクササイズは行わない。

 

・自己牽引。ブルガー姿勢矯正。Mulliganのこぶし牽引。頬杖牽引。

 

・椅子に座っているとき、肘掛け押してお尻上げて除圧。椅子がないときは、テーブルに両上肢で押しつけて除圧。

 

・ブルガー法。屈曲・内転・内旋傾向になりやすい。椅子に浅く座り、両上肢外転・外旋、股関節も外転・外旋位。胸張って、顎引いて。骨盤立てて、胸骨をなるべく目に出していく。その状態で深呼吸をしていく。徐々に手足の力を抜いていく。立位でも同じようにできる。肩幅に足を開いて、

 

 

 

〇中部胸椎機能不全に対するリハビリ

・胸椎の可動域エクササイズ。骨粗鬆症、重度変形がある場合は、適応がない。腰椎での代償が起こらないように。胸椎は伸展・回旋制限が多く姿勢など生活習慣の指導も必要。肩甲骨の腰椎不安定性がある場合は安定化エクササイズも行う。腹斜筋優位の体幹回旋にならないように。

 

・キャットキャメル。腰椎の屈曲・伸展か動機改善。ストレッチポール使ったり。スフィンクス。壁の前で椅子座位、両前腕を壁につけてもたれかかるように。頚椎過伸展しないように、胸骨を壁に近づけるように。

 

・背もたれ椅子を使ったエクササイズ。椅子の背もたれに痛くないようにタオルをさしこむ。背もたれを固定点にして、胸椎を伸展。頚椎過伸展しないように両手で固定。少しずつ胸椎の位置を変えて行う。椅子に浅く座り、背もたれが中部胸椎に位置するように。

 

・座位・立位で壁登りしたり。背中にバランスボールあてて壁によりかかる

 

・胸椎の側屈。座位で棒使ったり。平衡反応に必要な胸郭の柔軟性改善。骨盤やや前傾した椅子座位。

 

・T4回旋(胸椎回旋)。タオルモビライゼーション。胸椎、肋骨の回旋可動域改善。背部の軟部組織の自己モビライゼーション。タオルをクロスするように持ち、右回旋する場合は右手を斜め上方に、左手を斜め下方に引くようにして胸椎回旋をタオルで誘導。座位で壁を使って胸椎伸展とT4回旋。

 

 

〇骨盤後傾に対するリハビリ

・相反抑制と協働筋、コア抑制。

・可動域最終域での等尺性収縮を促通。目的筋を意識させ集中。促通のためタッピングやドロップアンドキャッチなどを利用。代償を防ぐ。エクササイズ前後に筋の長さテスト行い変化を見る。呼吸止めないで、等尺性収縮を5-10秒、10回1セット。

 

・TFLの過緊張があり、中殿筋の活性化。大殿筋の活性化とハムストリングスの抑制。腸腰筋の活性化と大腿直筋を抑制。

 

・中殿筋Exは代償入りやすいので注意。腰方形筋やTFL優位にならないように。大殿筋と使っていくエクササイズ。腹臥位で収縮入るかどうか確認したり、そのあとブリッジしてみたり。

 

・座位での腸腰筋Ex。等尺性収縮が難しい場合、臥位で大腿部の重みを椅子などに乗せて除いたりして行ったり。腰椎前弯維持のために下にタオル入れたり。短縮位での収縮ができるか。ゴムバンドで負荷上げたり。ただ回数行うのでなく質をみる。座位から立位へ。

 

・骨盤前傾と胸椎伸展をバランスボールに乗りながらやったり。立ち上がりでは、股関節から動かすように。タオルを使って骨盤前傾維持しながら立ったり。

 

・Nポジション。体幹角度と下腿の前傾角度を合わせる。立ち上がり動作にも取り入れたり。スキージャンプみたいな、起立動作訓練など。

 

 

 

 

 

 

ある程度動ける人向きかもしれない。