筋肉が過剰に働いているのか、逆にぜんぜん働いていないのか。そのバランスの悪さによって変な姿勢や癖が生まれて、、動いているうちにどこか痛めたり。

 

使ってない筋肉はとことん使わず、逆に同じ筋肉を使いすぎることで効率の悪い動きになったり。体の歪みというやつを生んだり。

 

 

 

だいたいつかれる場所はなぜだか、同じところが多かったり。首や肩まわり、背中など。お尻が凝るっていう感覚はあんまりないし、首の前の方が凝る、腹筋が凝るなんてこともほぼない。太ももの筋肉痛はあるけどだいたいは前側だったり。

 

 

 

頚部の前方突出はよくありストレートネックみたいな感じで突き出し、骨盤は後傾し猫背になってしまう。一瞬なおせても腹が突き出たり。バランスの良い姿勢を保つのがいかに難しいか。自分の身体でさえ、修正するのに一苦労なのに、すでに出来上がったマルアライメントを修正するのはより厳しいのだろう。これ以上悪化しないようにという感じで。アスリートレベルだとより偏りそう。

 

 

その人の元々の体格によっても偏りやすさが変わってくるようで。運動歴とか、習慣とか、仕事とか。。。

 

 

 

・デスクワークでは頭部重心が前方に位置しやすく後頭下筋群の緊張高くなる。上部頚椎は可動性が必要で、硬くなると下部頚椎の安定性を壊し頚部痛の原因に。また大・小後頭下神経の血行障害を招き、頭痛の原因になったり。

 

・胸鎖乳突筋、僧帽筋上部、肩甲挙筋、斜角筋などは過緊張おこしやすく、頭痛、頚部痛、肩こりを起こす。呼吸補助筋の斜角筋の持続的な緊張は第1肋骨を挙上させ、胸郭出口症候群、斜角筋症候群、肩関節機能障害の原因になる。

 

・動きの少ない胸椎と動きのある腰椎移行部はストレスがかかりやすい。L5、S1間の椎間板は最も楔状で前方へ引かれる力を受ける。神経孔も最も小さく椎間関節の症状が出やすい。椎間板ヘルニア、すべり症の好発部位となりやすい。L5の椎体は最も大きく、体幹と骨盤をつなぐ重要な部分で安定性が必要。

 

 

①ロードシス

・骨盤前傾、腰椎前弯増強、膝過伸展、足関節軽度底屈。

・過緊張‐胸腰部脊柱起立筋、股関節屈筋群、梨状筋。

・弱化‐腹筋群、腰仙部脊柱起立筋、大殿筋、ハムストリングスは長くなるか、代償として短縮

 

②カイホロードシス

・頭部前方姿勢、肩甲骨外転、胸椎後弯、腰椎前弯増強、骨盤前傾、股関節屈曲、膝過伸展

・過緊張‐後頭下筋群、斜角筋、肩甲挙筋、肩甲帯が外転してれば前鋸筋、大・小胸筋、僧帽筋上部、下肢では股関節屈筋群

・弱化‐頚部深部屈筋群、胸腰椎脊柱起立筋、外腹斜筋、もし肩甲帯外転してれば僧帽筋中部・下部

 

③フラットバック

・頭部前方偏位、上部胸椎後弯、下部胸椎は平坦、骨盤後傾と腰椎前弯減少、股・膝関節の過伸展傾向、足関節軽度底屈。

・過緊張‐ハムストリングス、腹筋群。 弱化‐脊柱起立筋、腸骨筋

 

④スウェイバック

・胸椎後弯、腰椎平坦。骨盤・股関節は重心線の前方、骨盤はニュートラルか後傾、股・膝関節は過伸展

 

・過緊張‐ハムストリングス、内腹斜筋、TFLと腸脛靭帯の短縮

・弱化-頚部深部屈筋、外腹斜筋、脊柱起立筋、大殿筋、大腿四頭筋の広筋群

 

 

・痛みのある関節の隣接した関節に問題がある場合もある。可動性が必要な場所が制限されると、隣接する関節の安定性を壊してしまう。;

 

 

 

単純に筋トレを繰り返すというより運動パターンの修正も必要。再発予防という観点が特に。