運動学というものを習うのだが、物理の知識が必要になったり

 

どの位置に重心があるのか。COGとかCOPとか

 

姿勢・動作分析では重心位置に着目することが多い。専門性を発揮するのはこの部分だからある程度は知識があった方がいいのだろうけど、実際捉えるのは難しい。センサーでもつけてれば別だけど、最終的には感じたものしかわからないという曖昧さで終わる。

 

上半身重心と下半身重心。下半身は両側あるから合成したところでみる。剣状突起レベルと大腿半分と中上3/1線の間かなんかだっけ。だいたいでいいだろう。

 

 

体幹が圧倒的、そして下肢と。上肢の弛緩麻痺だと重みで重心の位置が変わるせいか、バランスを崩しやすい。代償的に非麻痺側に偏る人も多いのかな。上肢の重みも地味に影響力はあると。BRSⅡレベルとかになると、支えきれないからどうやっても代償するしかないのかな。まっすぐ保てっていうのも無理な話かも。

 

 

 

 

重心の位置によって変わる、支持基底面内にあればなんとか保てる

 

 

回転力も考えていくと。外乱刺激を与えるとどうなるのか。。耐えうるための力はあるのか。

 

街を歩いていると人とぶつかったり、風が強かったり、地面が動いたり、なんでもあるので、そういう場面で転ばないようにするにはどうするのか。

 

 

床反力という言葉もしょっちゅう使うけど、ベクトルの集合という感じか。正確な数値をみているわけでもなく、ただそういう力が働くことくらいは考慮した方がよさそう。

 

 

ベクトルの方向によって働く筋が変わると。正常歩行から逸脱した人ばかりをみるため、どこが異常なのか、変えてもいいのか、とか。どの筋に負荷がかかり過ぎそうかとか見る感じだろうかね。動画撮影してじっくり分析とはいかないから難しいわけで、その場でパパっと捉えられたら相当な強者だろう。とはいっても客観的な評価といえるのかどうか、、人だからエラーはつきものと。かといってそんな機器はないし、あっても普通の施設に設置なんてまず無理な話だろう。

 

 

モーメントという言葉もわりと使う。というか運動学の中では基本知識となるのか。なんとなく分かるけど、正確にはわからないことともいえる。

 

抵抗運動するときに遠位にかければそれだけこっちは楽だし、相手はきついと。関節またぐと負荷が大きくなる可能性はある。

 

加速度も考えて、床反力との関係も。中腰で保てるってことは四頭筋の力がしっかりあり、そこから体を起こせればさらに力があるといえるか。

 

遠心性収縮でしっかり支えられないと、しゃがんでしまったらもう立てなくなる。そして後方に転倒して腰とか骨折したりするかも。何かつかまるものがあれば耐えられるけど。

 

 

運動量がどれくらい、勢いがどれくらいか。

 

 

勢いをつけて座ったり、立ったり、起き上がる人は多い。歩いているときも前方に勢いがつきやすい人がいたりする。どれも代償手段かもしれないが、骨折とかしているとそれが逆にリスクになることもあるため、見極めて修正していく必要はありそう。

 

 

 

勢いに任せた運動は手軽だけど、続けることによる二次的な障害も考えた方がよさそう。

 

人工骨頭とか勢いに任せた起立などで股関節かかる負担は大きいだろうし。起き上がりも脳卒中の人とかは余計な緊張を生み出しそうだし。

 

 

力積というのもあるらしい。転んだ場所がアスファルトか土の上かでも変わると。衝撃をいかに和らげるかというところで、、歩行時にもつながってくるか。

 

 

 

 

 

中学・高校時代は物理学は赤点とるくらい大嫌いだったけど、実生活のどういうところで役立っているかとか、そういうのをもっと学校で教えてくれたら興味持てたんだろうな。

淡々と教科書を読み進めても苦痛でしかないというね。教科書の内容が問題という可能性もあるけど。

こうして諦めた部分を挽回できてるだけ、マシな方なのかな。