勝手にタイトルつけてるが全然関係ない。
3作目は2作目の事件の数日後とかなのでつながりはある感じ。
この3作目でようやくジェイソンのマスク姿が拝むことができる。
もはや母親の仇討ちとか、キャンプ場に入った入らないとか関係なしに、活動範囲を広げ無差別殺人を繰り返すようになるジェイソン。
カップルだけを狙うような大義名分はなくなり、手当たり次第にという感じになってきた。仮面をかぶると人は変わってしまうのだろうか。
さて、とはいっても毎度おなじみの浮かれ気分のパリピ若者集団がターゲットにされていく。マリファナ吸い放題で、まあなんというかリア充だらけの大学生サークルみたいな感じか。
いつものお色気シーンは欠かさずあり、シャワーシーンをじっくり提供する間を残すジェイソンは男の鑑といえよう。
ジェイソンンの神出鬼没さは母親譲りで、そのフットワークの軽さは瞬間移動しているんじゃないかと疑うレベルである。しかもステルス迷彩能力も兼ね揃えているため、なかなか逃げることは困難である。
歩く速さは遅いが、待ち伏せとか仕掛けづくりに余念がなく、相手をしっかり驚かせるあたりサービス精神にあふれている。助けて~と彼氏の名前を叫べば、窓を割って彼氏を投げ込んでくれるし、1作目でもあった木の上から突然死体がぶら下がる仕掛けはタイミングもばっちりである。きっと母親仕込みの仕掛けなのだろう。そうして翻弄しながら逃げ場をなくしていく策士でもある。
しかし、今回のヒロインは臨機応変でことごとくジェイソンの攻撃をかわし、反撃に出てくるほど優秀であった。その場にあるものを使って、窮地をしのぐ姿はまさにプロ。しまいにはあのジェイソンに勝ってしまった。なんともあっけない。
とはいっても死んでいないことはわかっているので、まあ今回は被害者側の勝利ということで終わった感じだ。やはり最後の一人になると詰めが甘くなってしまうのだろうか。
シリーズを重ねるごとに殺戮方法も多岐にわたるようになり、ネタ切れとの闘いなんだろうな、と思わされた。
スキンヘッドチンピラが、土壇場で復活したと思ったら、すぐにやられるシーンは謎だったし、OPの妙にご機嫌なBGMは思わず「ゴースト・バスターズ!」と口ずさみたくなった。
3作目にしてジェイソンの原型ができあがり、これからジェイソンの快進撃が始まることを予感させられた。先が長いことを知っているからこその感想だけども。
それにしても若者はなぜキャンプに行きたがるのか。やめときなさいよと突っ込みたくなるが、けっこう無茶をする輩だらけである。そしてお決まりのカップルいちゃつきタイムで死亡フラグを乱立していく。突っ込んだら負けである。
このシリーズでは登場人物に感情移入する暇なんてほとんどなく、ひたすらジェイソンとの闘いをみるだけである。
それでもやはりカメラワークとか驚かし方はレベルが高い。
あとジェイソンの息遣いであるチッチッチ、ハッハッハはどうやらキキキマママらしいことが判明した。
どうでもいいけど、やっぱりチッチッチにきこえるな。