地元の保育園のお誕生会へ
音の配達
そこは150名の園児がいる大きな保育園だった
今まで、病院や福祉センターで奏でた経験はあるけれど
こんなに小さな子供たちが大勢いるところで弾くのは
初めてのことだった
楽器を環に置いた中央を囲むように
組ごとにホールに入って
小さなからだは、楽器の周りを囲むように並んだ
木の床に耳をつけて、もしもししてみてね
みたこともきいたこともない楽器に
きらきらした瞳が集まる
お誕生日月の子供に
楽器の環の中に入ってもらって
リラム(今のラーナ)で、誕生日の歌を歌う
タオライアー、ガイア、リラム、ミニタオを奏でる
広いホールに
どのくらい音が届くのだろうと思っていたが
「波動は遠くまで届きますよ、やってみたら?」
と言ってくださった池末みゆき先生の言葉は本当だった
「木がお話ししてくれた~」
「楽しかった~」
「やさしい気持ちになった~」
はたから見れば、そうにはみえないようでも
子供は全身で聴いている
それぞれが、個性豊かに受け取っていた
未満児は、すやすや眠り
年少児は、終わると、柔らかい腕でふわっとハグをくれた
軽くて大きな羽に包まれたようだった
年中児は、楽器に興味深々、小さな手を差し出して握手をしてくれた
今度会うときは 一緒に弾こうね
年長児は、じーっと床に耳をあてて感じている
すべてを知っているような瞳に吸い込まれる
一緒に行って奏でていたKさんが、感動してぽろぽろ涙を流していた
純粋な魂に囲まれて 奏でさせてもらった
癒しの音を聞かせてくださいと園長先生がおっしゃってくださって、
楽器を持って行ったのだけれど
誰かをいやそうとは思わなかった
そして
いやされたのはこちらのほうだった
子供たちに囲まれて奏でたことの意味は何だろう
この場と魂たちが、光に守られますように
調和と安らぎの場でありますように
窓の外に見える太い桜の木が うなずいた
旧正月の新月は
祈りの日となった