こんにちは
きょうは山田昇市朗さんのまねをして
ショートショートやってみます
ご照覧あれ
最近つくづく自分の頭が嫌になった
買い物に出かけても何を買いにきたかがわからず店内をうろつく
その挙句購入してきたものと同様の代物が自分の部屋にはあるわけで・・・・・
本来必要とした代物が当然ないわけで
二度手間、三度手間の次第
数十分経つたびに同じ店内の同じようなコーナーをうろつく中年
店員たちは私をどのように見ているのだろうか
「このレジの店員さっきと同じひとだ」
少し気恥ずかしいが相手はさも気にしている様子はなく
機械的に次から次へと私のかごから商品を取り出しては
スキャンをして買い物袋に入れてゆく
その一連の動きを見ていると
「人間誰しも同じ行動を一日中繰り返すものなのか」
そんなふうに自分の行動を正当化してみるのだが
世の中には反復する価値のある行動とない行動が当然存在し
私の行動が後者に当たるとすぐに気づくと
私は一人意味のない思考にふける自分自身を嘲笑せずにはいられなかった
しかし
私の行動には本当に価値はないのか
人はあたかも自らの行動を規制していると自らは考えてはいるが
それは単に様々な行動をとることが出来ないだけで
毎日反復する行動に多少の色をつけただけで
あたかも自由に行動していると勘違いするのではないか
現実の世界で錯誤するのが人
同様に幻想の世界で真実を探そうとするのも人なのではないのか
知識の前の壁
「こんなことは自分には出来ない」
実際には存在しない障壁
その存在がないのにもかかわらずそれに抗う人
私も当然そのような人であり
現実と幻想のなかを行きかう私の行動は
価値の存在の有無を論する対象にさえないのかも知れない
ホントに困った馬鹿頭
考えてもこの程度しかわからない
嘆かわしいばかりだ
いずれにせよ
私は残り少ない今日の午後を
自分なりに過ごそうと
困った頭をぐるぐると回転させて
懲りずに考えるのだった
以上
中本 淳でした