主人は、嘘のないとっても綺麗な優しい人。
多分、こんな人そうそう居ない。
3年の付き合いを経て結婚願望の全くない私が、結婚に至った経緯は、強くそう思ったからだ。
主人の彼女に会い、私から身を引く決意はすんなりと、出来た。
離婚届を取りに行き、名前を書き印鑑を押した。
本気のなのだろう。
いつか、そんな時が来ると考えその時は、身を引く決意は固まっていた。
上手く浮気などするタイプではないからだ。
不思議と怒りなどはない。
主人に見える様に置き、これ。
昨日、会った事を話し、好きなんでしょ?
と言った。
主人は会った事を知っていた。
恐らく彼女と話したのだろう。
主人は、言った。
良いじゃん1回の浮気ぐらい。皆やってるじゃん。
耳を疑った。
浮気?
良いじゃん?
皆やってる?
確かに、そうだけど。
好きなんでしょ?
そのぐらい言ってしまう事もあるよ。雰囲気で。
えっ?
じゃあ好きじゃないの?
あっちも、そうだと思うよ。
ごめん。もう、会わないから。
最低。彼女に対して酷い。
怒りが湧き出る。
そうゆうの出来る人なんだ。
普通だった。
主人は、至ってそこらじゅうにいる男だった。
そういえば、同居してから、分かったが、他愛もない会話の中で、義母に聞かれた事に嘘を言っている場面を何度か見て驚いた。
嘘と言っても、
あれ終わった?
あ~、終わったよ。
仕事あるの?
大丈夫だよ。
などだが、面倒臭いのか、心配かけまいとしてるのか。
普通にありそうな会話の嘘だが、そんな嘘もない人だと思っていたのだ。
主人は、他愛もない嘘もつくし、浮気も出来る普通の一般的な人だった。
別れる必要も無いし、その子と好きにしていんだよ。
が、普通のよく、浮気発覚で弁解する時に聞く言葉を主人は、言う。
嫌悪感。
自分の選んだ人。
強く思い決断した、相手。
私は、母とは違う。
反対している母に、初めて突き放した言葉を言った。
息子は、ハンデを持って産まれた。男の子には、父親が必要。これ以上、何か背負う事を増やしたくない。
この時、娘だけだったとしたら、私は、また違っていたかもしれない。
許した。と言うより、受け入れた。
それも、私の決断の結果の一つ。
主人の事は、私の事でもある。
その後、その子と別れると言っていたが、
どうなったかは分からないし、聞いてない。
知ってる限り、発覚はこの1回。
携帯も見る事は、2度と無い。
息子3歳。
娘1歳半。
他人の私の居場所は、完全に無くなった瞬間でもあった。