ようやく読み終えた中村修也さんの偽りの大化改新(講談社現代新書)。懇切丁寧で図入り、日本書紀の引用あり、現代文の訳あり、解説ありで分かりやすかった。分析が鋭く、考察が深い。今の日本史の教科書でも蘇我入鹿は中大兄皇子らに殺害されたことになってるのかな?史料になった日本書紀の創作のようです。孝徳天皇が誰かを使って密室でやったようです。蘇我氏族は専横を極めてることもでっち上げで実際は外交を中心にいい働きをしていたようだし、中大兄皇子らは蘇我入鹿殺害には何の関与もしていない。日本書紀の記述は創作がかなりあり、それは主に近江朝から壬申の乱で王位を奪った天武天皇の正当化という負い目に根差した創作の指示があったのではないかと指摘されてます。