改めて熊谷連続殺人事件を検証する【熊谷警察の失態編~致命的な19分のロスタイム~】 | 人命防護研究所・今なら救える電話 チバカズノリの人命防護日記〜子どもと若者の死亡を絶対ゼロにする〜

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【熊谷連続殺人事件 17:14~17:33
第3の事件で警察が犯した「19分の致命的なロスタイム」
~優先順位を間違えた熊谷警察~】



9月に起きた熊谷連続殺人事件現場

ペルー人の犯人により6人の命が奪われてしまった

中でも加藤美和子さん(41歳)と娘の美咲ちゃん(10歳)と春花ちゃん(7歳)が殺されたという事実が未だに頭から離れずに、何度も現地に足を運んでしまう

そして、突然家族を奪われ、一人取り残されたお父さんの事を想うと本当に胸が痛い

第1の事件の前日に警察が別件で犯人を確保していたにも関わらず、逃がしてしまったという失態は何度もニュースでやっていたが、ここでは母娘3人が殺された
「第3の事件での警察の2つの致命的なミス」について書く

当時の状況を振り返る






【当時の事件状況】
9月16日
16:50 白石和代さん(84歳)が自宅で殺害されているのを警察が発見(第2の事件)

17:14 警察官が加藤さん宅に第2の事件の聞き込み捜査に訪問したところ、照明が点いていたにも関わらず応答が無く不審に思い周囲を覗いていると「17:27」に家の二階から両手に包丁を持った犯人が顔を出しているところを発見する

【警察の第一のミス】
「訪問から犯人を見つけるまで13分もかかってしまっている」

① 直前に付近で殺人事件が起き、犯人が逃走中の状況だった
訪問時に応答が無かった時点で、不審に思い強制的にでも家に入る事はできなかったのか?

②「家の中で人が殺されているかもしれない」緊迫した状況の中で13分も家の周囲の観察に時間を使ってしまった

時系列に戻る
17:33 警察の説得を犯人が無視して自殺を図り二階から飛び降りる

【警察の二つ目のミス】
「犯人の説得をしていて住人の救出を最優先にしなかった」
「犯人発見から更に6分も時間を費やしてしまった」

① 当時警察官は複数いた
一人が説得している間に他の警察官が家に突入し3人の救出や心肺蘇生をできなかったのか?

② 事態を考えれば、二階から身体を乗り出している犯人の腕などを迅速に狙撃して動きを止めて3人の救出をできなかったか?

警察官は加藤さん宅で異変を感じた時に
「犯人が中にいるかもしれない」
「住人に何かあったかもしれない」
と想定しなかったのだろうか?

まずは強行でも突入し、加藤さん親子をいち早く保護しなければならなかったのだ




真ん中奥の家が加藤さん宅
あの二階から犯人は顔を出していた
動画を見た方も多いと思うが犯人は隙だらけだった

あの時は犯人が飛び降りようが、そんなのはどうでもよかったのだ

複数いた警察官の一人が家の中の3人をいち早く救助しなければならなかったのだ

例えそうしたとしても結果は同じで3人は助かっていなかったかもしれない

でもそれでも、考えられる最善の方法をとらなければならなかったのだ

「19分のロスタイム」が非常に悔やまれる

殺された人達の為にも、こんな惨劇は二度と繰り返してはならない

今回は警察の失態について書いたが、もちろん、うちら市民にも落ち度はあった

次回は市民がやるべきであった事、これからすべき事を書く

加藤さん親子の事、一人取り残されたお父さんの事をいつも胸に、今ある命を守る為に全力で動くだけだ