ブロンズの軸受けの次はフライホイール、弾み車である。
このエンジンのフライホイールは3個。
キットは鋳鉄のままなので、ピックテスターで凡そのセンターを決めて浮かせて面板に固定した。
旋盤作業はマシンの性能もさることながら、どのように固定しどのように使いこなすか、
経験とアイデアがカギとなる。
外周と外周手前の面、中心のハブ周りの成形、シャフト穴はドリルで穴あけ。
そこまでできたら裏返してスクロールチャックで把握し、
裏面の仕上げと10.0mmのストレートリーマーでシャフト穴の仕上げ。
金属加工ではドリルは穴を開ける物、穴の内面を仕上げるのはリーマーの出番となる。
各寸法は図面指定どおり。
小さいフライホイールも同様。
このように切削して仕上げる場合は旋盤の自動送りが便利で仕上がりもキレイ。
以下の動画は前回作ったエンジンのフライホイール製作模様。
まだこの旋盤を入手する前なので、現在はサブになっている小型旋盤での作業。
この緑の旋盤は30年以上使っている。
続く。