初めて赤ちゃんの異常を指摘されたのは、忘れもしない9/26(24w2d)。

 
私たち夫婦は結婚式を挙げていなかったので、その前日は「せめて写真だけでも」と、ウェディングフォトを撮ったばかりでした。
 
その際、カメラマンの方から「せっかくなので、マタニティフォト風の写真も撮りましょう」と提案され、家にあるアルバムにはお腹に手を当てている写真も載っています。
 
この日までは、普通の妊婦さんと一緒で、
 
「そろそろベビーグッズも考えなきゃな」
「私もあんな風にベビーカー押して買い物する日が来るんだな」
 
とか、何の疑いもなく思ってました。
 
 
いつもの様に、4週おきの妊婦検診。
エコーを診てもらい、いつもの様に終わるはずでした。
 
(ん?なんか長いな……)
 
助産師さんが、いつもの倍以上かけてエコーを診ている。
 
「先生にもちょっと診てもらいますね」
 
そう言って、先生が呼ばれた。
そこから、2人で何か話しながらお腹の赤ちゃんを診ている。
 
怖くて「何かおかしいんですか?」この一言さえ聞けなかった。
先生達の会話から、「中核」「VSD」聞こえてくる単語を覚えるだけで必死でした。
(病院からの帰り道、1人でネット検索します…)
 
その後、診察室に移動して告げられます。
 
「赤ちゃんの心臓が正常じゃない可能性がある」
「専門の病院に紹介状を書くので、そこで診てもらってください」
 
突然の事で、どう正常じゃないのか質問すらできませんでした。
 
待合室に出ると診察に時間がかかった分、殆ど他の妊婦さんはいませんでした。
でも、ここで泣いたらいけない!と思い、必死に涙を堪えたのを覚えています。
 
 
診察後に出社予定だったので、駅に向かいました。
「診察が終わったら連絡して」と出張に出掛けた旦那に言われていたので、Lineします。
 
「赤ちゃんの心臓が正常じゃないみたい」
 
心配して直ぐに電話がかかって来ました。
声を聞いて一気に不安な気持ちが溢れてきて、駅前の道路で泣きながら話しました。
 
「検査してみて正常な可能性もある」
「もし異常が見つかったとしても、早期に発見できて良かったと思おう」
 
少しずつ、前向きに受け止めよう!と必死でした。