土曜の朝、
友だち(以下、Nちゃんとする)が車で迎えに来て、同乗。
下道(したみち=一般道)で丹波橋に向かい、
そこのパーキングに車を置いて京阪に乗車、
淀駅で降りて、さぁ京都競馬場へ。
Nちゃんは
たまたま観た3年前の桜花賞からソダシにハマり、
2021年 桜花賞優勝時のソダシ
(画像はJRA-VANからお借りしました)
そこから馬推しにハマった馬女(ウマジョ)である。
彼女は、私の膝と足の状態をよく知っていて、
今までも彼女のさりげない気遣いに助けられてきた。
一緒にどこかへ行くような際に
頭では相手の状態がわかっていて、
なるべく階段を使わないようにする等はできても、
歩調を合わせるとか、
気まぐれな買い物衝動につきあわせないとかは
案外できないことなのに、彼女はすんなりそれをやる。
で、昨年から競馬場に誘ってくれるようになって、
お互いの都合予定が合致して一緒に行けるときには
必ず指定席を予約しておいてくれる。
GJです ありがたいです
逆の立場だったら、
たぶん私は彼女のような気遣いは全くできない
競馬場へは、ちょうど京都第4Rに出走するお馬さんたちがパドックに出てきた頃に到着。
Nちゃん「1番がいい」
わたし 「4番と14番も悪くないで。14番は西村淳也やし」とかなんとか言いながら、馬券を買うより腹ごしらえが先と決めて、食べもの屋探し。
しかし、新装なった京都競馬場は、だだっ広く綺麗になりすぎて、前世ゴキブリの私には身の置き所が無い。
さらに昔より“食う楽しみ”が減っている。なんで各フロアの端っこに食べもんや置くねん
どこの何を食べるか迷い倒しすぎて、結局フードコートで
ピザとポテトを買って指定席に向かった。
下の写真は指定席フロアから見える風景(11R開始前)。
ピザもポテトもウマかったが、私は徘徊しているときに見かけた『肉処だるま』が気になっていた。
老眼の進行と共に集中力がなくなり、近年、G1検討すら億劫で投票から遠ざかった老婆に残されたものは食欲のみ。
しかも今年は乳癌さんのおかげで、昔の貯金切り崩しの憂き目に遭っている。
どうせ外れる馬券にウン千円や福沢諭吉を使うくらいなら、
地元じゃ食えない食べもんを食うのが安上がりで正解じゃ
競馬場に来たんなら競馬場グルメ、それしかないっしょ
ところがやな、その『肉処だるま』、Nちゃんを指定席に放置してワシが向かったときにはもう行列やったんや。
老人は待てない。老人がのんびりしてるなんて幻想だ。
のんびりしてるように見えるのは、足腰が弱っているから。早い動きができないから。ただそれだけだ。
老婆、『肉処だるま』をあきらめて歩きました。
がんばってあちこち歩きました。
ピンと来る食べもんはどこや。
ワシの胃袋を満たす食べもんはどこや。
すでに餓鬼の境地。
あったで 見つけたで
2階や
左上は肉かすうどん。右下はかすうどん。
確か、昨年末にやはりNちゃんに誘われて阪神競馬場に行ったときも、私は「ぼっかけかすうどん」てやつをテイクアウトしてNちゃんと一緒に食べた。
かすうどんは「ぼっかけかすうどん」よりあっさりしていて美味しかった(「ぼっかけ~」はこってりタイプなので、寒い季節のほうが合っている)。
エサを探して歩きすぎたので、私はその後、ずっと4F指定席フロアにいたが、Nちゃんはパドックに行ったり、馬券を買ったり、ウィナーズサークルを見に行ったり、競馬ファン馬ファンとしての行動に余念がない。
彼女、「初めて生ノリさん(横山典弘騎手)を見れた~」と喜んでいた。わかるよ、気持ちわかる。
私も20余年前だったか、春天の前日に京都競馬場に行って、パドックの和田竜二騎手をガラケーで一所懸命撮ったもん。
(あとで写真を確認したら、逆光でほとんど顔がわからなかった悲しい思い出)
帰りは、混雑を避けて11Rが終わった段階で競馬場を離れた。そして、夜のメインイベント、長浜のタイ料理店へ。
(手前に写ってる黒い高級カーは他のお客さんの車です)
せっかくの料理写真、撮るの忘れました<(_ _)>
Nちゃんはソムタム(青パパイヤのサラダ)とパッタイ(タイ風焼きそば)、私はカオマンガイ(タイ風チキンライス)を注文し、美味しくいただきました
Nちゃん、楽しかったよ、ありがとね~
最後に。
京都第4レースは坂井騎乗の1番が勝ち、西村騎乗の14番が2着だった。馬連かワイドか複勝でも買っておけば良かったものを、空腹のために食欲を優先してしまった。
口惜しかったので、私はそのあとの西村騎乗の5鞍を
複勝各100円だけ買ってワクワクしながら観戦した。
しかし、願いむなしく、すべてボウズ(ギャンブル言葉で「丸外し」の意味)。
競馬の神様はどうやら、こちらの脱毛をお見抜きになって、未来に合わせてくださったらしい
西村淳也、
次に縁があった時は頑張ってくれぃ~!