前回の記事から半年近く経ってしまいもした。
姉妹間のごたごたは続いてはいるものの、
それはそれとして。
どうしてもマンモグラフィーが嫌だったので、それ以外の検査でおっぱいの診断をしてくれる病院をネットで探した。
そしたらあるサイトに『無痛MRIで乳がん検査をしてくれる病院』として福井県S会病院の女性診療センターと福井赤十字病院の名前が挙がっていた。
どちらも県庁のある福井市内の病院だ。気持ち的には京阪神の病院にしたかったが、家業の都合があるから県内でもしゃあない。福井市は敦賀よりよっぽど都会だから、その点では安心できると思って、1月下旬にS会病院の方に電話予約を入れた。
どうやら乳がん検査は人気なようで、「予約可能日は3月25日になります」とのこと。
右おっぱいの乳がんらしきものは、乳頭(乳首)や乳輪周りだけでなく、火山の山腹噴火のようにおっぱいの房部分2ヶ所に小さな穴をあけ、こげ茶色の顔を見せ始めている。
このままいくと右おっぱいは溶岩みたいになってしまうのではないか――そんな不安を抱えながらも3月25日で了承、そこからMRIと結局マンモ、超音波、翌4月10日の針生検を経て4月19日にほぼ確定診断となった。
・右乳腺腫瘤のサイズは34mm。その周りにも小腫瘤あり。
・右腋窩リンパ節転移あり。
・針生検の結果、「浸潤がん」と診断。
・タイプはトリプルネガティブ乳がん。
・ステージは3以上。
ちゃっちゃと切れる(手術)段階はとっくに過ぎていて、
まず週1の抗がん剤注射から始めねばならないとのこと。
「敦賀でもできる治療なので、1時間半もかけて週1で福井市まで通うより時間的にも身体的にも負担の少ない地元でおやんなさい。紹介状は書きますから」
というわけで、身柄差し戻し。
地元で治療を始めることと相成った。