同じ市内に住んでいながら

会うのもしゃべるのも数か月ぶりだった知人♀

喫茶店でだべっていた。

話題はもっぱら3月以降の自粛生活のあれこれ。

 

知人 「ラインでつながれるし、そろそろスマホに変えたら?」

私 「ここまで来て今さら変えるんメンドクサイ」等々の

雑談もありつつ、

ニュースになった“政府による布マスク8000万枚追加配布”で

おしゃべりが弾んだ。

 

で、互いに昼食の支度があるので

会計しようと席から立ち上がった刹那、

とつぜん隣のテーブルから

こないだ、通報してやったんですよ、共産党を」と

よく響く大きな声。

 

「え゛はてなマーク」となった。

その大声があまりにタイミングよく唐突だったので

私も知人も動作を一瞬停止したが、

二人とも共産党員でもなんでもないので

会計を済ませて店を出た。

 

大きな声の主は、

4人掛け席に男ばかり4人で座っていて

隣の同席者に顔を向けていた。

だから、

私たちに対して言ったわけではないのかもしれない。

でも、私と知人のおしゃべりは

政府のコロナ対策批判が主だった。

 

ハタチ以降、結婚後に移り住んだ大阪の北河内地区で

政治的右と左の軋轢に挟まれて

実際に被害をこうむったことのある私はちょっとビビった。

当地はその寝屋川より田舎である。

AはBの知り合いでCとは親戚、Dとは小・中学校の同窓生――

そういう地縁血縁ネットワークができあがってる社会だから

寝屋川であったような‘実戦的特攻’を

試みる人はいないとは思うが、それでも多少ギョッとした。

 

もしかしたら

私と知人のお喋り声がうるさかったのかもしれない。

現政府、安倍政権の支持者には、

隣のテーブルから聞こえてくる政権批判は苛立つノイズだ。

それは心情的に理解できる。

 

隣のテーブルにいらっしゃった方、

私たちのおしゃべりがうるさかったならごめんなさい。

 

でも。

現政府支持者の方にも

わかってほしいことがひとつある。

 

政府のコロナ対策がおかしいと思ってる人、

共産党とその支持者だけじゃないんだよショック