画像引用元:https://www.toho.co.jp
一日置いて読み返したら、この映画の情報を何ひとつ書いてないのに気がついた。とりあえず、下の方に緑の小文字で映画公式からあらすじを追記した。
2020.06.13
評価:
スクリーンの大きさと音響の良さに騙されてるのかもしれない。
が、唸った。
「とんでもないもの作りやがった」と。
公開当時、映画は大ヒット&ロングラン。
全編を流れる歌も大ヒット、
邦楽ロックファンは知ってただろうが
一般に認知されてるとは言い難かったバンド、
RADWIMPS(ラッドウィンプスと読むらしい)を
世代問わず広く知らしめるきっかけになった。
そういう映画だったから、逆に私は観なかった。
背景画は緻密細密で再現度が高く、
色彩がまた美しい――。
ストーリーはタイムトリップファンタジー。
高校生男女の入れ替わり、
離ればなれだけど互いに相手が気になって仕方がない――。
勝手に入ってきたこうした情報は、
CG処理技術の高さと
作画監督およびスタッフたちの
異常な努力を示すものではあっても、
内容的には、これまで漫画や実写映画で
腐るほどつくられてきた設定の
詰め合わせにしか思わせなかった。
男性主人公のキャラ絵も(個人的に)マズかった。
私は二次元オトコのでかいキラキラお目々がキライである。
「心持ちの真っ直ぐな少年ですよ~」を前面に押し出す、
描き手のあざとさが感じられて嫌悪してしまうのだ。
(シニカル表現によるものや脇役のキラキラお目々設定ならOK)
そんなこんなで観ないできたが、
映画館の上映再開記念の鑑賞第一作に
気まぐれにこれを選んだのは‘予期しない正解’だった。
<あらすじ> http://www.kiminona.com/より引用
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。
しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。
出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す。
食わず嫌いだったか……と、ちょっと反省した。
観た人のほうが多かろうからネタバレしても問題ないだろうが、
どこで唸ったかはあえて伏せておく。
(小さいところでは女性主人公である三葉の妹、四葉のセリフ回しと行動がよくできていた。孫そっくり笑)