仕事がきれいになくなってしまったので
家事以外の時間に動画三昧できると思ってた。
だけど、しんどい。
小さい画面のパソコンでドラマ観るのしんどい。
ナンカを買ってきてナンカでTVに接続したら
ネットの動画をTV画面でも観られるらしいが、
私には
‘カタカナ語のツールを使って二つ以上の手順で何かする’
のがムリ(=理解できない、イメージできない)
せめて映画館開けてくれないかなぁ~~
首と肩を凝らせながら、緊急事態宣言以降に観た動画の
まずは洋画を2本。
【FYRE】(2019・米/ドキュメンタリー)
Netflixで視聴。
(Hulu も同じ題材でフォーカスの異なるドキュメンタリーを制作している)
2017年、錚々たるセレブやインフルエンサーを利用して大々的に宣伝されるも、あまりに杜撰な運営により、史上稀に見る大失敗となった「ファイア・フェスティバル」。後に多数の訴訟に発展したこの一大イベントの悲惨すぎる失敗の内幕を描く。
上映時間は97分。
画像引用元:mancode.id
画像引用元:gigazine.net
評価:
Netflixのドキュメンタリーということで、期待値を上げすぎた。
構成にまとまりがなく、シーンごとのインパクトが弱い。
ろくでもない覗き趣味で視聴した私としては、日本円にして1枚最低5万円、最高で数百万円のチケットを完売したという超豪華イベント()の現地惨状をもっと見せてほしかった。
主催者のビリー・マクファーランドは、一見好青年に見える。育ちも悪くなさそうだ。だが、「人は見かけが十割」ではなかった。
彼は自分と自分の夢物語をプレゼンするのが巧く、とっかかりだけは上手にやった。どんな経緯でラッパーのジャ・ルールと共同主催することに至ったのか、映像には出てこないが、怪しげなパーティーで「ここらで一気にビッグになってやろうぜ」とかなんとか意気投合でもしたのだろう。
ともかく若い白人青年ビリーは、大きな花火をぶち上げて、実績はないが野心だけはみなぎる自称イベンターやマーケッターをチームに取り込み、バハマの無人島の持ち主から島を借りる契約を取りつけた。
しかし、音楽フェスどころか普通の中規模イベントすら経験のない自称イベンターにまともな作業プランの策定や時間割・区割りができるはずもなく、また、プロモーションの勇み足から島の持ち主を怒らせ、イベント開催の1ヶ月前に新たな候補地を探して奔走する羽目になったことで、ドリームプランはきりもみ急降下。
最大にマズカッタのは、そこに嘘を塗り重ねて、なりふりかまわず開催を強行したことだ。
事後、主催者とその仲間たちは「詐欺ではない」と言い張って、互いに責任のなすりあいを始める。
特に、主催者ビリーの信用とりつけ役だった中年プロモーターの他人事感と「自分も被害者」アピールが酷い。若い連中が妄想と目先に浮かれてたら、その足元をチェックして進行ビジョンを明確化させるのが年上の役割ちゃうんかい
エピローグに登場する‘労働と時間を搾取されたはずの現地民男性’の「あれは気持ちのいい夢だった」てな能天気なコメントも、もやもや感をいや増させてくれる。
“平和なんだけどすっきりしない気分”を
増幅したい人におすすめのドキュメントである。
【ナイスガイズ!】(2016・米/クライムアクション+コメディ)
画像引用元:movies.yahoo
評価:
大抵の配信サービスで視聴可。
「シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチは、腕力で揉め事を解決する示談屋ヒーリーに強引に相棒にされ、
舞台は1977年のロサンゼルス。
わざわざ40年前の話にしなくても……と思ったが、
‘IT苦手世代には、足と物理(暴力)で地道?に情報を集めて犯人を追いつめる伝統的な探偵芸のほうが作りやすいし、観る側も楽しみやすい’からだろう。
主人公(ライアン・ゴズリング)はアルコール依存症にしてニコチン依存症。だらしなさが原因ですぐ窮地に追い込まれる。そんなキャラクターだからはじめはイライラしたが、終盤、突如カッコよくなる。
あんた、そんだけ動けるんなら最初からバリバリやりなよ
過剰な正義感で他人を痛めつけることや殺すことをなんとも思ってない示談屋(ラッセル・クロウ)のキャラクターは生理的に無理だが、‘だらしなくて情けないが実はやるときゃやるんだよ’な私立探偵のキャラは結構好み
3分の2を我慢できれば、残りの3分の1でアクションや気分のいい大団円を愉しめるエンタメ映画だ。