どこの民度かというと、この国の民度である。
日本である。わが国である
最初の段落だけコピペする
新型コロナウイルスの感染防止対策で、岡山県は28日、岡山市東区の山陽道で29日に予定していた来県者への検温実施について、「検温現場での県職員に危害を加えるといった内容の電話が多数入っている」として、一転して中止する方針を明らかにした。
‘民度’ってコトバを出すと、
中華人民共和国や韓国やフィリピンや、
中南米やアフリカ…etc を引き合いに出して
「それらより日本はマシ よっぽどマシ」と反応して、
日本人の‘民度’を問うたりすると、
「嫌なら日本から出てけ」と反応する人たちがいるんだが
そいつらには
おまえら
‘上見て暮らすな、下見て暮らせ’て
身分制時代の下級階層の
処世術みたいなことを
いつまでも言ってんじゃねーよ
と言いたくなる。
引き合いに出してくる国々の民度と
はたしてホンマに高いかどうか、
インフラと教育制度と医療制度(国民皆保険制度)の
充実度を勘案したら、高いか低いかわかるだろうに。
「制度は良いが、民度は低い」のが一番最悪。
「『決められたことには従う』のが絶対」とは思わない。
が、岡山県の来県者への検温実施は、
岡山県が県民の健康と医療を守るために実施するのである。
それをなぜ、県外から来る人が
「検温現場での県職員の安全は保証できねーぞ」などと
脅して止めさせるのか。
中止の報で、「ひゃっは~~ オレら勝ったぞ~」と
図に乗ってそうな顔が浮かんで気分が悪い。
岡山県知事にはこの暴力に屈してほしくなかった。
岡山県警、岡山県公安委員会、在岡山マスメディア、
場合によっては国の協力を仰いで
ちゃんと実施してほしかった。
日本の治安が海外諸国より保たれてるのは、
「島国なのと、銃社会じゃないから」だけなんだから。
コロナウイルス感染症の脅威は全世界におよんでいる。
各国は日本よりはるかに厳しい体制で
感染拡大防止に臨んでいる。
残念なことに、私は日本語しか使えない。
諸外国の言葉に精通している人が、
日本の岡山で発生したこの事例を翻訳して、
各国に発信してくれるのを願う。
「この国の政府と、半分以上の国民は
外圧によってしかマトモになれない」可能性も含めて。
<追記> 04/28 14:53
どうやらこの事態は、岡山県知事が県境検温を発表したときに
言った言葉が引き金になった可能性が高い。
「来たことを後悔するようになればいい」 岡山県、検温実施発表で
実際に岡山に行く予定など全く無くても、
「売られたケンカは買うたんぞ」とばかり、
脅迫電話をしまくった人が多そうだ。
「ナマイキ」と思われたらバックにもっと怖そうな人がいない限り
バッシングされるのが世間の常だけれど、
岡山県人でありながら脅迫電話をした人もいるだろう。
知事は、「来たことを後悔するようになれば」の前に
「取材が来て顔をさらされることはごめんだ、と
思っていただければ。」と言っているのだが、
前と後ろを略して
「後悔させたんぞ」な物言いだけがSNSなどで流れてきたら、
「おお、やってみぃや、返り討ちにしたんぞ」な
反応を生むこと必至。
前文もアレだけど、余計なこと言うたな、伊原木知事。
「関所を設けます」とだけ言えばよかったのに。
大阪府知事の強気を見て、自分も……と
思ったのかどうかは定かじゃないが、
上級国民として生まれ育って
上級国民間の交流しか知らずに政治家になった知事、
という印象を強く残してしまった。
若い頃に‘チンピラ予備軍(チンピラとは言ってない)的社会’を
見聞きしてないのと、
普通の生活を知らないまま(彼はお坊ちゃまである)オトナになると
コトバ遣いや対処を間違える好例と言えよう。
結果的に、岡山の伊原木知事は、自分の舌禍によって
岡山県民を守ることができなくなったのだ。
まぁこういうのも含めて‘日本の現状’である。