気象庁の見にくい図表を使っての会見より
民放のニュース番組の解説のほうがわかりやすかった。
番組(『ひるおび』)では、6月18日の大阪北部地震は
有馬-高槻断層帯と生駒断層帯の接合部に近いところで起きたと
やはり気象庁サイトの図を使って説明がされていたが、
元図を無理やり拡大投影したピンボケ図ではなく、
タブレットに表示させたものをカメラズームで放映。
天気気象情報でもそうだが、
『ひるおび』の
「難しいところを噛み砕いて伝える」、
「臨機応変に、使えるツールを探して実際に使う」、
工夫ある報道姿勢は見事だ。
近い過去、二つの断層帯の接合部で起きた地震には
熊本地震の前震があるらしい。
番組ゲストの解説者は
「接合しているところでは前震活動が起こりやすいと指摘されているので、やや心配ではあります」と語っていた。
『ひるおび』で観たのか、
それとも別の番組で観たのか定かでないが、
どこかの局が
大阪北部地震の震源断面(推定)図を使って
断層の向きと発震点を解説していた。
私には専門的なことはわからないが、直観的に、
四国方面から押されて発生した地震のような気がした。
その後、6月21日午後22時49分ごろに
香川県と徳島県の県境付近で小さな有感地震、
次いで翌22日に奈良市の東縁で
無感ながらM2後半の地震が起きた。
【最大震度1】(気象庁発表) 香川県東部 深さ約10km M2.7 2018年6月21日22時49分発生
【M2.7】奈良県北部 深さ60.2km 2018/06/22 00:57:36
地震当日の『ひるおび』は
南海トラフや千葉県房総沖も危険が逼迫してるのは確かだろうが、阪神大震災以来、私が特に気にしている断層帯の情報URLもついでに貼っておく。
政府省庁の特別機関が情報発信しているサイトなので、
地震が発生しうる確率的長期評価や、
大きな断層帯に影響を受けそうな中小の断層帯の長さや規模に
若干信頼できないところがある。
また、更新年月日が同ページ内に明記されていないので
情報がいつのものかわからない。
以上にご留意のうえ参考にしてください。