石丸氏のこの発言は、恫喝に該当するか?

 

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切り抜きで経緯はよく分からないので、私の想像を加え意訳してみる。

 

中学生「美術館の件は?」

市幹部「○○」

市長

「金はある。

市内の給食費無償化予算のうち2校分を回せば。

あなた方2人で決めてもらって構わない。

ただし同級生も含め給食費はタダにならないし、友達から嫌われるよ。

美術を優先させた責任は取ってね。」

 

アメリカのビジネスなら、タフな交渉でこのようなやり取りがあるだろう。

アメリカの子どもは義務教育で投資やビジネスを学ぶので、理解できるかもしれない。

 

しかし相手は日本の中学生、子ども、未成年だ。知識が無い。

選択肢を与えられても彼らに決定権は無いし、市議会の責任だ。

 

恫喝とは、脅し恐怖を与えることだ。

市長も恐怖を覚えたからこそ、裁判を続けたはず。

 

公開の場で、同級生がいない所で、中学生にとって地域のボスである市長にこのようなことを言われたら、どんな気持ちになるか?

給食費(衣食住、必要)と美術(感性や可能性を広げる)を天秤にかけられた体験が、将来の進路や進学に影響しないか?

 

石丸氏はマンガに詳しいようだ。

日本のクリエイターのココロに響くメッセージを届けてほしい。

 

安芸高田市の子ども達は、確かに政治や経済に関心を持つようになっただろう。

以下のボキャブラリーも加わり、人生の戒めとなったはずだ。

 

有言実行、二枚舌、あー言えばこー言う、言質を取られる、ネゴシエーション、投資、費用対効果、カイゼン…。