2024 別大マラソン走ってきました。
今期エントリーしたマラソン大会は3つ
11月 下関海峡マラソン
12月 防府読売マラソン
2月 別府大分毎日マラソン
そしてタイムを
下関 3.18.30
防府 3.03.57
と縮めてきました。
別大はサブ3を達成する為のマラソン
防府で3時間4分までタイムを縮めたので、今回は行ける...はず!
練習で、そういやハーフって殆ど走った事ないよな。と思い、ハーフを走り測ったみたところ、1時間24分と自分にとっては中々の好タイム。
好い感触を得ました。
トラックで測ったので、52.5周しました。苦行でした。
また、前回の防府では、30kmからみるみるペースが落ちたので、土日はなるべくロングを走り、3時間走っても負けない脚作りを心掛けました。
と、色々練習を試してやっていたのですが、
練習はいくらやっても足りない気がするし、実際足りていなかった。
サブ3をするには月間300km走る必要がある。と言われているのですが、11月、12月、1月といずれも300kmに届かず、最高で280km程でした。
そこで思い出したのが、岩本能史さんの「限界突破マラソン練習帳」
以前サブ3.5を目指す時に買って、それから長い事見てなかったのを引っ張り出してきた。
これに書かれている、本番前の週に行う「ソツケン」これが出来ればサブ3はいけるだろうと言う実力検定
メニュー
前に見た時は、こんなの絶対ムリと思っていたのですが、今ならギリ行けるんじゃないか?
でも、もしこれやって出来なかったら、本番前に受けるメンタルダメージ半端ない。
迷ったのですが挑戦する事にしました。「ソツケン」は出来たのならばサブ3の能力はある。
というものだけど、もし出来なかったとしてもサブ3が出来ないかは、結局当日走るまでは分からない。
ならやってみよう
と、やる気になってたのですが、想定外のトラブルが発生。結局「ソツケン」は出来ず。
他の練習も滞ってしまい、かろうじて練習帳のメニューにあったTTを、設定タイムギリでクリアしたのが一杯一杯でした。
「ソツケン」は出来なかったのですが、やってたとしても失敗したかもしれないし、それなら、
やらない(やれない)という選択肢もありだな。
と前向きに捉える。
それに「ソツケン」が出来たとしても、そこで油断しちゃうかもしれないし、結局サブ3出来るかどうかは走ってみるまでは分からない。
一つ言えるのは、出来ても出来なくても、不安は拭えないと言う事実。
前日
家族と別府へ進出
時折り小雨がポツポツ降るが、気になる程ではない
ワニ地獄など
地獄を巡ったり
評判のパン屋を訪ねたり
受付を済ませて
ビーコンのタワーに登ったり、楽しんでリラックスしてきました。
当日
スタートが昼からなので、いつもの大会と比べて朝はゆっくり。雨は止んでいる。
ホテルを出て、近くの公園から出ている、会場移動用のバスでスタート地点のうみたまごへ移動
ゼッケン番号でバスへの乗車時間が決まっており、
私の乗車時間は、大会スタートが1200なのに対して、バスの発車時間が0850!!
いや、さすがに早いでしょ。と思うがまあいいか。
9時過ぎに会場着。
カテゴリー4に属する選手の集合場所は、バスが駐車する、うみたまごから歩道橋を渡って反対側の広場
そこにテントが建てられて、中にブルーシートが敷いてある。そこで各自休憩
ただ、前日からの雨でブルーシートがびちゃびちゃ。持ってきたタオルでシートを拭いて空きスペースをつくる。
ストーブが設置されていたが、早く来た人がすでに陣取りストーブ側は取れず。
それでも中に場所を取れただけ良い方で、後から来た人はテントの中に場所を取れずに外に座っていた。
とりあえず、する事がないので寝る
10時に起きて、昨日買った友永のパンを食べる。
めっちゃ美味しい。なんだろう、具材とか何かを派手に入れてるとかじゃなくて、生地から餡から全てのレベルが高くて、普通にただ美味いと言うか。
行列ができるわけだわ。
これは、補給食のように食べるパンのレベルじゃないんだけど、ありがたく美味しく完食
スタート1時間前の11時に手荷物を預けて、その後軽くアップしてからスタート地点へ
スタート地点ではゼッケン番号順に整列。
番号は、タイムで割り振られているらしいので、周りの走力は同じくらい。
係の人に促され前へ詰める。キツキツ。
スタート
スタートするも、人でめっちゃ詰まり、なかなか動かない。ゲート通過まで1分かかる。
一定ペースを保ちイーブンで走るつもりなので焦る
この時点で一度マジでサブ3を諦める笑笑
が、グロスは無理かも知れないけど、ネットならいけるかもしれないと、諦めがちな自分を鼓舞する笑笑
走り出しても、皆んな速力が同じくらいなんで、人の間に隙間が出来なくて前へ出れない。最初並ぶ時に詰めてるし。
別大は一番遅いカテゴリー4でも、持ちタイムが3時間半以内なので、皆んなサブ3狙いだろうから、流れに乗るだけでクリアだと、タカをくくっていたけど、実際はそうでもなくて、3時間切りのペースにならない。
周りとペースが合わず、前へ出れなくて焦る。
結局、自分のペースで走れるようになるまで4kmかかった。
しかし、そこからは快調に走る。
デパート前では家族の応援も受けて疾走。
20kまではあっという間。とても楽に走れていた。
いつもだと、この辺りからキツくなってくる。
ジェルを投入。
ジェルはいつも10k.20k.30kで3個を摂っていたが、
今回は10k.20k.28k.35kと4個をキツくなる前に使い切る作戦
25k。ここから疲労を感じてくるが、ペースは守って走れている。
30k。前回はここからペースがダダ落ちしたが、大丈夫。しっかり維持出来ている。
別大は風がキツイと言われているるけど、今回は風は全然吹いておらず走りやすい。
35k。流石にキツイ。キツいけど大丈夫。このペースを維持すればサブ3を達成出来るから。
いつもはこの辺りまできたら、もう目標タイムを切れないのが分かって精神的に辛くなるが、今回はこのまま行けば切れる。
なのでキツくても耐えれる。
ていうか、なんか楽しい?
距離の表示を見て、1km毎にあと何キロ、あと何キロと数える。
リズムを意識。リズムを保つ。このまま、このまま。
ペースは上げないし落とさない。
この辺まで来ると、歩いている人も結構チラホラ。
脚が限界を超えて心が折れたのか。
もう少しなのに。ガンバレと思う。
目標には届かないのかも知れないが、
ここから走れば、まだ3時間は行ける。
その後も最後までリズムを大事に走り続け、ゴール
3時間切り!サブ3達成!
ペースもほぼイーブンで、我ながら、いい走りが出来たと思います。
ていうか、ネガティブスプリット!?
後半にペースを上げて走る事をネガティブスプリットと言って、理想の走り方と言われる事もあるのですが、私はネガティブスプリットを全否定していました。
マラソンは40kmも走るし、30kmからは、所謂30kmの壁と言って、疲労やハンガーノックなどにより、急激なペースダウンに見舞われるというのに、後半にペースを上げれるわけないだろと。
マラソンは、いかに最初に貯金を作って、その貯金で走り切るかだと思ってました。
ネガティブスプリットなどど言うのは、そもそもペース設定が甘くて、全力を出せていないのだと。
しかし、何度かマラソンを走るうちに、長距離でペースを持たせるために、もっと筋持久力を鍛えよう。
また、ペースの上げ下げは身体に負荷をかけるので、一定のペースを保つためにペース走を練習に取り入れよう等と工夫していたら、結果、今回はネガティブスプリットになっていた。
ペースをイーブンでとは考えていたけど、ネガティブは全然頭になかったので感慨深い。
こう言う事か。
目標だったサブ3を達成出来て、
思ったのは、
「良かった。」でした。
なんだろう。とにかくホッとしました。
また次に向けて精進していきます。