人生初の入院生活その④ | FLOWER FLOWER

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すっかり42歳。メタボなおっさんのいい加減な日々。

毎日、寒~~~いっす。










外の景色とはそぐわない、こんなんでお目覚め。











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Soundtrack「Shark Tale」。









ドリームワークスが放ったアニメ映画のサントラ盤。









お気に入りは当然コレ!















「Got To Be Real」。with Mary J. Blige/Will Smith








この Got To Be Real もかなりイケてます!









さてさて、人生初の入院生活のブログも今回で4回目。








かの有名な“セクシー甚平”から私服に戻り、








病室のある別館の4階へ。








女王様から無事開放され、今度は数日間お世話になる看護師さんが案内。








するとここでまたもや奇跡!








先程の美し過ぎる女医さんにも匹敵する







可愛い過ぎる看護師さんが優しく微笑みながら誘導!








エレベーターを降り、病室に行く前にナース・ステーションの前を通過。








「ここがナース・ステーションです。何か困った事があったら







病室からナースコールするか、ここへ来て下さいね!」と。








そこには明るく楽しそうに仕事をする7~8人の看護師さん達が!








病院ビギナーの自分は勝手なイメージで








「きれいな看護婦さんなんて所詮、ドラマの世界だけで実際は









ハリセンボンのはるなぐらいが相場だろ?」なんて思ってたけど








目の前にした現実は全く違い、皆それぞれが可愛く、美人ばかり!








「体が弱ってると誰もが可愛く見えてしまうのか?」








いやいや、客観的に見ても標準以上ばかりだぞ。








休憩中なのか、楽しそうに雑談しているその光景は








まるで開店直前に入店した時の高級キャバクラのようだ。








「ご指名は?」と聞かれれば迷わず「フリーで!」と答えたくなる程のレベル!








この病院に来た時から、確実に変になっている自分。








これもやはり病のせいなのか?それとも根本的なものなのか?








「初入院で不安もあったけど、俺何か楽しめそう!」と一気に元気に。








するとこのタイミングでかみさん登場!







6速から2速へ激しいエンブレ。








「なんでご機嫌なの?」と素早く察するかみさん。








「入院だぞ!機嫌がいい奴がいるか!」と逆ギレ! しっかりここに居ます。








スウェットに着替え、設備やフロアの説明をかみさんと聞く。








その説明はやさしく丁寧で、かみさんが居なければ色々と質問したいくらい。








そして最後に「初めての入院と聞きましたけど、分らない事や困った事があったら








何でも遠慮なく言って下さいね」と。ん~~~可愛い&やさしい!!!。









「まずこの小ウルサイかみさんを、どっかえ追いやってくれ!」と言いたい所だが









数日間迷惑をかけるのでグッと我慢。








着替えや洗面具を棚に設置し、ここで一段落。








落ち着いた所で急に空腹感が。








時はPM15:30。良く考えたら前の晩、今朝、昼食と3食分、食事をとっていない。








かみさんに「腹減ったから、下で何か買ってきて」とお願いすると







「点滴打ってるんだから、ダメに決まってるでしょ!」と。そうなの?









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そうなると病院の夕食まで我慢するしかない。









先程の看護師さんが来たら何時に夕食なのか聞いてみよう。








するとそれを察したかの様に、








「ごめんなさい、大事な事を一つ言い忘れてました~」と言いながら








恥ずかしそうに笑顔で病室に入ってきた。









「そうだろ?夕飯の時間言い忘れただろう?もう、ドジな看護師さん!」と








人差し指で彼女のおでこを突こうとすると












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ガガガガ~~~~ン!  マジか!









「ノドの腫れが引くまで、暫く食事は出来ませんから」と。











オー・マイ・ガッ!  









何で?何でそんな大事な事最初に言ってくれなかったの?








分っていれば入院手続きの後でも、病室に来る前でも








軽く食事するチャンスはあったのに~~~~~!








「痩せるには丁度いいじゃん」とかみさん。









「痩せる前に、死んじまうわ!」と怒鳴ってはみたが、状況が変わる訳でもなく、









ただひたすらノドの腫れが治まるのを待つのみ。









気分を紛らわす為テレビをつけると、クリスマスや年末が近いせいか








都内のグルメスポットや地方の特産品の宣伝ばっかり!







これじゃぁ、いかん!と窓際に立ち外の景色を見れば








薄暗くなった夕方の街に、クッキリと浮かぶマックとモスバーガーの看板。







終いには夕食の時間となり、6人部屋の中心に位置する自分を囲むように








他の患者達が食事を始める。







「ねぇみんな。これから数日間、共に生活するんだぜ!それは家族同様、俺らは兄弟!







そうだろう!そして家族とは助け合うもの。ねー、だから何かくれよ!」








一人、心の中で叫ぶ。








話し相手のかみさんも帰り、仕方なく早めの就寝。








しかし、極度の空腹と同室の患者であるオッサン2名のパワフルなイビキにより









寝ては起き、再び寝ては起きを繰り返し全く寝付けず、








腹ペコ&睡眠不足で入院初日の朝を迎える。








そして朝一番でナースステーションに出向き、看護師さんに








「同室の患者さんのイビキがスゴイんですけど」と訴えると








「何を言ってるんですか、アナタのイビキが一番凄かったですよ」って。








「このナース・ステーションまで聞こえてましたから」って。








案の定、部屋に戻ると一人のオッサンが








「あんちゃん、イビキ凄いね~。クジラかと思ったよ」と。








「コラッ、おっさん!クジラのイビキ聞いた事あんのかい!」と突っ込みたくなったが








「すんませんでした」と仕方なく謝罪。








入院生活一泊目にして限界。








早く退院させろ~~~~~~!  








続く。(もう一回だけ)