Oさん、お店、見つけました!
「最後の夜が看護師さんでよかったです」
退院前夜のOさんから言われた言葉。
「ありがとうございます」
お世辞でも嬉しかった。
もともと、生まれつきの病気があり、
治療やリハビリを続け、
自宅へ退院されました。
その数か月後、
家族が居る自宅で
息を引き取られたことを知りました
自宅へ帰ってから
好きな食べ物を食べられたかな?
好きな音楽を思う存分聴けたかな?
以前、入院中のOさんとの会話のなかで
好きなことや楽しかったことを聞きました。
コンサートや美術館へ行くのが好き
ラジオや音楽を聴くのも好き。
美味しいものを食べるのも好き
その会話のなかで
福岡にあるパン屋さんを教えてもらいました
「福岡まで行ったら、行ってみますね!」
当時、Oさんとそういう話をしました。
その記憶は
時間の経過とともに忘れてしまい
福岡へ行く機会があっても
パン屋さんを思い出すことはありませんでした。
臨床現場も離れたけれど、
私のなかで印象に残っている
患者さんをふと思い出すことがあり、
その中の1人がOさんでした。
先月、福岡に行く機会があり
その帰り道、
車のナビが示す方を行かずに、
「もう一つのルートを通ってみようかな?」とふと思いました。
しかしそれが遅くて、Uターンしないと行けず
いつもだったら諦めるのに
「ふと思った」ことを優先してUターンしました
Uターンしたルートの先に、
Oさんから教えてもらったパン屋さんが現れました。
一気にOさんとの記憶がよみがえり、
あのときの会話も蘇って、
感動と感謝と歓喜が混じって
「Oさんー!お店、見つけましたーーー!!」と叫びました。
Oさんまで届いたかな?
もしかして、ここまで誘導してくれたのかな?
Oさん、ありがとうございます。
みなさんも、余白をもって
直感を叶えていくと
大切なものが入ってくるかも知れません♡

