いつも、あなたと話すときは幸せいっぱいだった。ちゃんと、目を見て話してくれる人ってあまりいないから…。


私はいつも、人と話すときは相手の目を見て離さない癖がある。よく、そんなに目合わせないデェと言われることもあるが、いつからかそうする癖がついていた。


なんでだろうか…。相手を観察してしまうのだと思う。目を見てると微妙な目線の動きや瞬きが目立って良く見える。それで何故か、人を信じるか信じないか決めるようになっていた。


大抵、私が今信頼している人たちはみんな目を合わせて話を聞いてくれる人、もしくはそうして話をしてくれる人。あなたももちろん、というか多分1番だと思う。


あなたは私と話している間、一瞬たりとも目を離さない。私が怖くなるくらいに…。でもそんなところが大好き。これまで、ずっと目を離さない人には会ったことがなかったから。


辛いとき、うまく言葉にはできないけど…表情で全部読み取られる。私の心はほとんどあなたには見透かされてたと思う。だからきっと、今私があなたのことを大好きでいるのもちゃんと話せばバレてしまうのだろう…。まだあの頃は『好き』という感情ではいなかったから…。


そんな、いつでもなんでも見透かしてるあなたのまっすぐな視線が不意に懐かしく感じた。またあの時みたいに、まっすぐに目を合わせて話せる日が来るのかな…。来ますように…。