表裏一体 -37ページ目

穏やかな時間①

あの人の髪を切りに行きました。


あの人は家の前で待っていました。


日に焼けて顔は真っ赤で

髪は伸びてモサモサしていて

なんか不細工になってました。


あの人は実家だし家族は寝ていたから声をひそめて話しました


そのせいなのかなんだか優しく感じて

背中を見ながら泣きそうになってしまった

飛び出したくなった

でも、そんな格好悪いことしたくなかったから窓の外を見ながら誤魔化した


髪を切っている間、この一か月の間に起きた他愛も無い会話をしました


三沢が亡くなったこと
友達に彼女ができたこと

残業続きで大好きな釣りにも行けないこと

お兄さんの産まれたばかりの子どもを見に行ったこと

今日した日焼けのこと



牧場に行ったこと

もしかしたら明日仕事になるかもしれないこと

機種変したかったのに弟にポイントを使われてしまったこと

地元のパチンコ屋で勝ったこと


誰と行ったとか

どういう経緯で行ったとか
核心に触れない優しい会話


顔が見れなくて

なかなか前髪を切れない


サイドを切り過ぎたのはそのせいかもね


「かっこよくしてね」

「どうしよっかな」


奇跡の記録

ラッキースポット

前回の「牧場」というラッキースポットは有る意味色々な人達にふれて色々思うことがあった


今日のラッキースポットは「近所の本屋」


仕事帰りに寄ってみた

全ての本を見てみて自分が今読みたい本を探すのが好きだから何時間でもいれる



何年か前に流行った

「恋に効く魔法の杖」
yesかnoで答えられる質問をしながら

ページを開くとそこに答えに導く言葉が載っている



「あの人はわたしを想っていますか」



なんて曖昧な質問


「3度挑戦してください」


3度ってなんだろ?


別れてから2度メールのやり取りをしている

次は3度目


それのこと??


それとももっと大きいスパンで今回のやり取り全体で1度目??


モヤモヤ。



「運命を開く魔法の杖」


を手にする。


「このモヤモヤは晴れますか」


又も曖昧


「星は見て居ます。奇跡だっておきそうです」



やめてくれ、今のわたしにそんな言葉


間違った方向に期待してしまう。


でも、なんだか気持ちが軽くなった。


奇跡だろうが希望だろうが自分で行動おこさないと何にもならないんだよね


さすがラッキースポット