ヤッホ~!帆足由美です。



昨夜はジャーニーの日本武道館公演に行って来ました。


$帆足由美のヤッホーな日々


楽しかった(=⌒▽⌒=)


1時間半ほどのコンパクトなライブではありましたが、
オープニングから次々演奏されるヒット曲の数々に、
ずーっと立ちっぱなし、踊りっぱなし!
なったってジャーニーといえば青春のあの日々に聴いたバンドですもん♪


ニール・ショーンジョナサン・ケインのソロ・パートは大御所らしくケレン味たっぷり
どうなんだろうと思っていた新ヴォーカリストのアーネル・ピネダは、
所狭しとステージ駆け廻り、アンプの上からもガンガン飛び降り、すんごく元気(ノ´▽`)ノ
もちろん、歌うところはきっちり歌い、はい、頑張っていましたね~。
このアーネル効果とでもいいましょうか、
会場ではタガログ語がかなり飛び交っていたのも印象的でした。


フィリピン人の新しいヴォーカリストをバンドに迎えたことで、
ジャーニーというバンドがまた新しい扉を開けたことについては、
ニール・ショーンだったかな、
彼もこの映画の中で語っています。


『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』


$帆足由美のヤッホーな日々


1975年のデビュー以来数々のヒット曲をこの世に送り出し、プラチナ・ディスクは8枚獲得。
世界中のファンに愛されながらも、ヴォーカルのスティーブ・ペリーが98年に脱退。
その後迎えたヴォーカリスト2人も相次いで脱退したことから活動停止状態にあったジャーニーが、
新しいヴォーカリスト、アーネル・ピネダを見つけ出し、
ツアーを大成功させるまでの軌跡を追ったドキュメンタリー。



このアーネル発掘の逸話は音楽好きにはすでに有名なところかもしれないけれど、
実に今風であり、面白く、何より夢がある。


なんと彼、You Tubeで見出されたんですね\(゜□゜)/


スティーヴ・ペリーに変わるヴォーカリストを探し続けていたニール・ショーンは、
なかなかこれという人物に出会えぬまま日々を送っていたその時、
You Tubeのある映像にくぎ付けになります。
そこには、ジャーニーの曲を、スティーヴ・ペリーさながらのハイトーンで歌いこなす、
無名のシンガーの姿があったんですね。
しかも彼は、遠くフィリピンに暮らすという。


ニールはすぐさまそのシンガーに電話をします。
「アメリカに、オーディションに来てくれないか?」
アーネル、最初は悪い冗談かと思ったそうです。
そりゃそうですよね。
しかしそれがニール本人とわかって渡米、オーディションを受け、
正式にジャーニーの新ヴォーカリストとして迎えられた、
という、奇跡としか表現できないシンデレラ・ボーイ・ストーリーなんですわ。
あ、ボーイといってもこの時アーネル、40歳だったそうです。
若く見えますけどね。


そしてこのアーネル・ピネダという人が大変な苦労人で、
幼いうちに最愛のお母さんを亡くしたり、
貧困から一家離散の目に遭い、少年時代に一人路上生活を送ったこともあるのだとか。
しかしスクリーンに映る彼の姿からはそんな壮絶な半生はあまり感じられず、
代わりににじみ出てくるのはその人柄の良さであったり、謙虚さであったり。
誰もが応援したくなるような、そんなタイプ。


プレスの写真はちょっと映りが良くないけれど・・・(;^_^A


$帆足由美のヤッホーな日々


ね~?


でも、スクリーンに映し出される、動いているアーネルはなかなかチャーミング。
「失敗されたら殺される~!」
毎回ドキドキしながらステージに向かって、でもひとたび歌い出すと水を得た魚
小さな体から出てくる驚くほどパワフルな、気持ちいいヴォーカル。
長年のファンに応えるべく、ジャーニーの往年の名曲を
スティーヴ・ペリーのイメージを壊さぬように歌おうと務める姿も健気でね~・・・。

で、実際のライヴはどうなのよということで、
今回の武道館公演を観に行った、というわけなのですよ。
大分馴染んでいたんじゃないでしょうか、映画の頃より。
でもですよ。
大変なことですよね。
長~い歴史を持つバンドにポンと放り込まれて真ん中で歌うわけだもの。
その“大変なこと”がどれくらい大変かは、
この映画を観ると胸が痛くなるほどわかりますのでね、はい。


全米各地をツアーバスで移動するメンバーの素顔や、
まさにこれからステージという時のウォームアップの様子などが見られたのも、
音楽ファンとしては嬉しかったな~。


ジャーニーのファンはもちろんですが、
そうでない人にも面白く観られる、おとぎ話のような実話です。


『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』3月16日(土)公開です!