「ちよ。川上ちよ。生まれは明治三十九年六月九日であります。」 (『押入れのちよ』より)
はーい、2冊目でぃっす
『押入れのちよ』
(新潮文庫 / 荻原 浩著 )
読了日：2009/01/28
実写映画化もされた「明日の記憶」の著者である荻原浩さんの短編集
「神様からひと言」を衝動買いして好きになった作家さんなのだよ
といっても、まだ読んでない作品がたくさんあるから、
荻原さんの作品が好きな人から見たらまだまだかもしれんね
この本も荻原さんだったから買ったんじゃなくて、平積みされていた
本の表紙＆帯の「とり憑かれたいおばけNO.1」って煽りに
惹きつけられて衝動買いしただけなのよね 
オレん中では衝動買い率の高い作家さんなのですわｗｗｗ
この「押入れのちよ」は表題作を含めた全9編からなる短編集である。
怪談話というか怪異話しか収録されておらず、怖い話が苦手な人には
ちょいとキツイかも？
だがしかし！！
この短編集、ただ怖いだけではないのだ！！
この世で一番怖ろしいのは人間であるという感じの話もあれば、
涙を誘うような悲しい話もある
特に「押入れのちよ」「コール」「しんちゃんの自転車」の3作品は、
解説で"優霊物語のお手本"と賞される程、やさしく悲しい物語であった
↑
優霊(gentle ghost)とは、怨霊・悪霊と違い残されたものへの
愛着や未練、孤独や悲愁のあまりに化けて出る心優しい幽霊のこと
どの話も先の展開が気になってどんどん読み進められ、
予想だにしなかったオチが仕掛けられているものもあるので、
怪談(怪異)話が好きな人はもちろん、そうでない人にも
読んで欲しい1冊である
個人的には最初の「お母さまのロシアのスープ」が一番怖かった
読み終わった瞬間に背筋がぞわぞわっとしたのよ
((((；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
- 押入れのちよ (新潮文庫)/荻原 浩
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「けひひっ……うちの好みだっちゃ」 (『魔女の生徒会長Ⅳ 絶叫メリーゴーランド』より)
っちゅーコトで読書記録の記念すべき1冊目は
『魔女の生徒会長Ⅳ 絶叫メリーゴーランド』
(MF文庫J / 日日日著 )
読了日：2009/01/25
いきなりシリーズモノでしかも4巻目っちゅーのも
どーかと思うケド、読んでしまったんだから仕方がない(ぉ
とりあえず著者である日日日(「あきら」と読む)クンの説明をば
デビューしたての頃から読んでるけど、一番有名な作品は
『狂乱家族日記』シリーズかなぁ
ほかにも『アンダカの怪造学』や『ギロチンマシン中村奈々子』、
『蟲と眼球』シリーズがあって、さらに文芸書やコミック原作を手がける
など、かなりの文才と速筆っぷりを発揮している作家さんなのだ
もっと知りたい人は「日日日」でググってwikiでも見てくれや
んで、今回のシリーズの話
このシリーズは簡潔に言えば
「魔法が使えない魔女が起こす奇跡を描いた学園モノ」で、
ココだけ読めば感動系？ラブコメ系？って感じなんだけど
………ホントは格ゲーをコンセプトとして描かれた
とにかく蹴って蹴って蹴りまくる作品だったりしてｗｗｗ
コンセプト通りというか何と言うか、とにかく戦いまくってる作品なので、
日日日ワールドが好きな人も
まだふれた事のない人もぜひ一読をば
やっと今回の本の話(以下ネタバレ注意)
D校舎で生徒会総選挙やるっちゅー話なんだけど、
まぁ最終的に
D校舎総代表の獅子守メゾピアノが最強すぎｗｗｗ
「超ひも遺伝子」とかなんなのよ
勝てるワケねーし
こんな発想できる日日日クンはやっぱスゲーや
A校舎総代表の砦ロンボロンボもなかなかの強さだったぽいケド
あれはロボだしなぁ…
ロンボロンボの挿絵(通常ver.＆戦車ver.)がなかったのがちょいと残念
ってか、オセロのかませ犬役で終わっちゃったのがかわいそすぎ
オセロはオセロでジュリエットのおかげで右目に義眼、左腕に義手を
装備してレベルアップしてるし
四十八神空でもありえんのに九十九邪神空とか何が何だか
とりあえず、1秒間に99連発の斬撃を繰り出すのは
格ゲーでもありえん設定だわｗｗｗ
今回、シロオの蹴りはメゾピアノをフルボッコにしてるときにほんの
ちょこっと描かれただけだし、テーマソングもなかったので
少々消化不良気味だけど、グググチが可愛かったので良しとしよう(ぉ
シャムみたく引き続き登場して欲しいケド、
消滅しちゃった(本体が仮死状態なので存在はしてる？)みたいだから
望み薄かなん
とりあえず、次巻はミミクロとシロオのラブコメと
ルリヲの参戦を期待しませう
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