遠い日の記憶...
いつのことなのか、どこのことなのか、
そんなことも、すっかりと忘れてしまっていた。
うみのむこうに おひさまがかがやいている
その かがやきのかけらがそのまま うみにおちて
めのまえで きらきらとひかっている
そのきらきらを どうしてもつかまえたくて
しかられたって なんどもうみにはいって
おもいっきり てをのばしてにぎりしめた
つかまえたとき てのなかでちゃんとうごくから
りょうてで しずかにひらいてみたら
なぜか いつのまにかてのなかから にげだしていて
また めのまえで きらきらとひかっている
数人の子供たちが、波打ち際で、
貝やガラスのかけらを集めている。
波と風の音に挟まれて、
子供たちの歓声が聞こえる。
ねぇ あの きらきらしたのはなに
忘れていた記憶が甦る。
そう それは 今 このとき
そして たしかに この場所
