愛する娘が突然息を引きとった。

もしそれが分かってさえすれば。。


もし、ぐっすり眠っているあなたを見るのが

これで最後だと知ってさえいたら、私はあなたを

もっとしっかり毛布に包み明日目覚めることを

もっともっと祈っていただろう


もし、外出するあなたを見るのがこれで最後だと

知ってさえしたら、私はあなたをもっとしっかり

抱きしめ、キスをし、出かけるあなたを

もう一度、もう一度、呼び止め抱きしめただろう


もし、あなたが心からの誉め言葉を聴けるのが

これで最後だと知ってさえいたら、その言葉を

撮影に残し毎日くり返し見ることが出来ただろう


私たちは明日の事を考えるための時間はいつもき


っと来ると考えているし、全てやり直す為の時間


が必ず来るはずだと、私たちはきっと考えている


『愛してる』と言える日は必ずくると

『ありがとう』と言える日が当たり前に

言える機会がきっとあると考えている




しかしそれが万が一、明日叶わぬ願いとしたなら


ば伝えられる日は今日しかない。

その事を決して忘れぬようにいたい。




明日という日は必ず約束されているわけでない

だから、今日こそあなたが愛する人をしっかり

抱きしめることができる最後の日かも知れない



笑顔を見せること、何気なく話すこと

何気なくあなたを求めてくるその瞬間が


あなたを求める唯一最後の願いだったかも知れない


もし、多忙を理由にその事を拒否してしまったなら


きっと一生後悔するだろう


だからこそ、今日愛する人をしっかり伝えよう


愛している、ありがとう、ごめんなさい

いてくれてありがとうを囁こう


今日という日が、残りの人生の最後の日かも

しれないから。。




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