映画🎦『めぐみへの誓い』名古屋から父の転勤で新潟に引っ越してきた…
いつも周りを笑わせる👩女子であっためぐみサンが描かれているようだ…
今回は『糸』で…
第2話
1―2(1―1からの続きです……1―1は8個下のコメ【新しい順】です。)2
退屈が、いかに幸福かを、思い知らされた、田舎の贅沢な悩みの主婦、真保せつ子であった……。
日没過ぎ 寄居町○○浜沿い道路
退屈が、いかに幸福かを、思い知らされた、田舎の贅沢な悩みの主婦、真保せつ子であった……。
日没過ぎ 寄居町○○浜沿い道路
もう日も落ち辺りは暗闇の海岸道路である……。
ザサァ~ッ!ゾソソソォ~ッ!音を立て浜を波が寄せては返す…。海岸線を沿って流れる海浜流を抑えて砂浜の侵食を防ぐために、波消しブロックを積み重ねての数百mの長さの構造物【突堤】が浜から海に向かい伸びている。
ヒョワォォ~と音をさせて冷蔵庫そのものの低温に冷却された湿っぽい海風は、海岸線から浜に上がり砂ボコリを含み堤台上に向かい流れてくる……。
浜が見える高い位置の堤台線上を走る道の端に白い日本車が停まっている。真保せつ子を追い回していた車で、運転席に座っているのは荒井良だ。黒い服の2人の男が運転席の荒井良にハングル語で怒鳴り声をあげている……。
「何だとお~ッ!」
「すみませんッ!」
「やめろォ~~ッ!」
怒鳴り声に許しを乞う声、まともそうなヒトの声が!どうやら荒井良がせつ子を拐かす事に失敗し、2人の40代男が、キレて殴りかかろうとする&止めている……らしい。
キレているのが、パク……本名、チェ・スンチョル、まともそうなのが、立山……本名、シン・グァンス。
「オンナの一匹や二匹!捕まえるのが、何故、出来ないッ!何でも、良いから!一匹、連れてかなきゃ!俺達が、処分を喰らうんだゾ~ッ!」と言い終わるやホォア~ッ!と音を立てて鼻水をすすりブベッ!と汚い音をさせて痰唾を荒井良に吐き掛けるチェ・スンチョルだ。
「すみませんッ!」
グゥフゥン!フォアア~ッ!ベェッ!
更に鼻をすすり汚い音を立てて痰唾を荒井に吹き掛けるチェ・スンチョルに~止めろ!~と制す、まともな感じ?……のシン・グァンスは荒井に命じた……。
「ちゃんと、周ってこぉ~いッ!」
「はぁいッ!」荒井の返事は、まるで、軍隊の様だ!シン・グアンスには絶対服従のようだ。
「はぁいッ!」荒井の返事は、まるで、軍隊の様だ!シン・グアンスには絶対服従のようだ。
シン・グアンス、チェ・スンチョルの2人は朝鮮人である。そして【工作員】である。2人は日本人を拐かしし本国北朝鮮に連れ去る【日本人拉致工作】に関わっている実行犯である。在日朝鮮人荒井良も協力者であり【日本人拉致工作】の共犯者ということである。
計画はこうであった……。
1、荒井良が【平壌放送】での暗号から指令を受け~良識ある女性~人妻を拐か し寄居町の海岸堤台道路まで連れ出す…。
2、シン・グアンス、チェ・スンチョルの2人は北朝鮮から【工作母船】で新潟県新潟市寄居⚪⚪浜沖合いに侵入し停泊……。
4、堤台道路で荒井良と待ち合わせの後【日本人人妻】を受け取る……。
5、再び波消しブロックの突堤を進み先端の【小型工作船】に乗り込む……。
6、沖合いに停泊する【工作母船】に合図を送りケーブル曳航、牽引により浜を離脱……。
というのが犯行計画であったが荒井良の【拐かし未遂】により計画は変更された。
1、荒井良は街中の道路を周回する……。
2、シン・グアンスとチェ・スンチョルは街に行き~何でもよいから【女性】を拐かし、待ち合わせ場所まで連れて行く……。
3、途中のピックアップポイントで待ち合わせ3人(2人と【女性】)を乗せ、⚪⚪浜まで送る……。
という犯行に変わった……。
その頃 めぐみの通学路
18時30分に、寄居中学校バドミントンクラブの練習を終えた、めくみコト横チャン、つぼチャン、たっチャンの3人は、通学路を楽しそうだ!
キャハハァ~ッ!
アハハァ~ッ!
キャアハアァ~ッ!
1人だけ少しイントネーションの違う女子中学生がいた……。【横ちゃん】こと…めぐみ…新潟県新潟市立寄居中学校一年生…横田めぐみだ。64年10月5日愛知県名古屋市で生まれ、その後東京都品川区に、その後広島県広島市に、76年7月小学6年生の時に新潟県新潟市寄居町に引っ越して来た。いろんな土地を転居しているわけだ【父の仕事の関係】てヤツだ!
父親横田滋は徳島県徳島市生まれで何故か?北海道札幌の高校を卒業し、札幌の【日本銀行札幌支店】シッカリしたトコに就職した!この時点で分かることは父親滋は学業に励んだ真面目で勤勉なのだということだろう……。
しかも、いろいろな土地の人達と方言と標準語に触れてるうちにコミカルな日本語になり、一緒にいる人達を笑顔にしてしまう術をいつの間にか身につけており、娘にも、しっかり受け継がれていた……。
というのが、めぐみ持つ一見明るく朗らかな性格……。つまり……暮らしたいろんな土地の方言と標準語がごちゃ混ぜなり、方言のある田舎のコからすると少しコミカルで、いつの間にか一緒にいる人間が笑い声を立ててしまう。
笑い声に包まれて暮らしていれば明るく朗らかな性格になるであり、それは転勤であちこち転居を繰り返す内に【オモチャのオマケ】としてくっついてきた複数の方言がごちゃ混ぜコミカルな話し方になった理由……というわけだ!父親滋ゆずりなのかも知れない……。
【年頃】になってきためぐみ…色気づいてきた13歳……めぐみの最近の悩みは十分に可愛い自分を、○○君に更に良く見られるには?……という贅沢だが本人には、重要関心事項とのコト……であった。
「写真に写る時~なんか最近、太ってきたかも~」と容姿を気にするめぐみは、母親の早紀江に相談した。
「めぐみ……好きな男の子でも(出来たの?)ッ?」
「そんなんと違うが~んッ!」
「いっつも~バスケットボール部の⚪⚪クンの話ばかりしとるダラ~ッ?歌舞伎役者みたいやんなぁ~」
「………歌舞伎とか知らんがん……バカかっこいいがん……」
早紀江はめぐみと鏡に2人で写りながらアドバイスした。
「第二次成長期は身体が大人になるため体重も増加するのよ……気にすることでもないけど~写真に写る時はっけく(キレイ)写るテクニックを教えてあげる!身体や顔を少し斜めにするのよ!」
「どうして?」
「そうするとスマートに見えて写るのね」
その後、小一時間、鏡の前で向きを変えたりもどしたり……のめぐみだった……。
「………フフ……」と笑うめぐみであった。
という優しく厳しく時にはフレンドリーな母親……それプラス勤勉な性格の父親滋は子供達には習い事は出来るだけ好きなだけ通わせてあげたい……めぐみは絵画、習字、クラッシックバレー、バイオリンなど色々、習い事もさせてもらっていた…。いいコに育つワケだ……。
前日の11月14日
めぐみは父親に櫛の誕生日プレゼントをした……。
「お父さん!私ってぇ~どいでぇ~こんなんに面白いんだわ~ッ!」
ワハハハ~ッ。
「お父さんのォ~おかげやし~笑わしちょるの~」
「何をいうてんねや!」
「お父さん~その櫛で7:3分けしてェ~コメディアンみたいやわ~ッ」
ワハハハ~ッ!
「お父さん【コント55号】の坂上二郎に喋り方似てる~!キャハハァ~ッ!」
『似てる~!』『似てる~!』『やってェ~』『やってェ~』『トビマス!トビマス!やってェ~!』『トビマス!トビマス!やってェ~!』
「お父さん~坂上二郎の『飛びます!飛びます!』やったらぁ~せぇりん!」
「お父さんドぇらい大変だでなぁ~アンタよぉヤラんでぇ~…………『管制塔~!管制塔~!ただいまより~!ヒコーキ離陸しまぁ~す!飛びます!飛びます!』」
ワハハハ~ッ!キャハハァ~ッ
「笑かさんどいたりんてぇ~!でぇらい似とりゃせるだぁん!」
「お父さん!笑かさんどいたりんてぇ~!ソックリだぁ~ん!まぁ~よぉけ笑かすわぁ~ッ!」
「笑い過ぎて苦しいがん~ッ!」
『トビマス!トビマス!もう一回~!』『トビマス!トビマス!もう一回~!』
ワハハハ~ッ!
「拓也と哲也に捕まったら最後やわ~!子供はしつこいてあきゃぁ~せんだて~しかも双子だから2倍シツコイて~キャハハァ~ッ」
「飛びます!飛びます!さよぉでぇございますかぁ~ッ!」ハハハ~ッ!
『もう一回!』『もう一回!』
アハハハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!
キャハハァ~ッ!ハハハハハァ~ッ!
ワハハハァ~ッ!
昨晩の横田家はとことん笑い声に溢れていた。父親の誕生日……楽しい夕食であった……。
「あの人がそうかな?」自分の周りでいませんか?その人がいるだけで、笑い声に満ち溢れ場が明るくなる人って……。めぐみがそうであった。めぐみがいると家族団らんが楽しい……それなら友達との【登下校】は勿論楽しいであろう……。いや!……楽しいを通り越して~笑い狂っていた!
【けたたましい笑い声】を上げながら歩いていた!
キャハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!ワハハハァ~ッ!
歌まで歌いだした……口真似インスツルメントはめぐみの担当だ!
♪ジャッ♪ジョォ♪ジャッ♪ジョォ♪ジャァラ♪ジャッ♪ジャッジャッ♪ジャアッ♪ジョオォ~ッ♪
♪ペッパァ~ッ♪警~♪部~ッ♪
♪ジャンジャカ♪ジャンジャカ♪ジャンジャカ♪ジャンジャカ♪
♪邪魔を~♪しないでェ~!
♪ジャンジャカ♪ジャンジャカ♪
楽しそうだ!カバンを左手に持ち右手だけの振り付けでピンクレディーのヒット曲『ペッパー警部』を歌い躍りながら帰る下校の通学路だ!
勿論!あのドリフの志村けんネタの『お決まりの爆笑タイム』はやって来た!
めぐみの口真似インスツルメントに合わせて歌い踊る3人だ!耐えられるか?
♪ジャンジャンジャカジャカ♪ジャンジャンジャカジャカ♪
♪貴方の言葉が注射のよおぉに~♪チャラララァ~ン♪チャラララァ~ン♪
クプゥ!フゥ!♪チャラララァ~ン♪グフゥ♪と堪え笑いのツボチャンタッチャンめぐみであった!
人気番組【8時だヨ!全員集合!】で志村けんがするピンクレディー物真似『ペッパー警部【陰毛見せ】ポーズ』が子供達の間で爆笑の大流行であった!
3人でチャラララァ~ン♪チャラララァ~ン♪【】クプゥ!フゥ!♪チャラララァ~ン♪グフゥ♪と口真似インスツルメントで【陰毛見せ】ポーズ振り付けを堪え笑いでしていたが限界であった!
キャハハァ~ッ!ワハハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!3人は笑い声を爆発させて地面に膝から不時着した!結局3人ともアスファルトの歩道にへたり込んだ。
一分間近く笑っただろうか……。
アハハ~!キャハハ~!ハハハァ~!笑い声を上げながらまた歩き出す3人だ。
「そう言えばさぁ~クラスの⚪⚪おるやん~⚪⚪て~すぐに♪チャラララァ~ン♪チャラララァ~ン♪クプゥ!♪チャラララァ~ン♪て~⚪⚪て~ペッパー警部~踊るだんヤラシイワぁ~ッ!キャハハァ~ッ!」とめぐみは、ふた言目には【どうやら気になる同級生男子⚪⚪】の名前を出す…。
「あ!まただ~ッ!キャハハァ~ッ!」
「ね~ッ!」
キャハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!とツボチャンとたっチャンはキャッ!キャ!笑いだす。
「何?どうしたの二人とも~」
「横チャンて!○○が好き?」
「また⚪⚪の話するが~ン!」
キャハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!
「つぼチャン違う!たっチャン違う~ッ!そんなんとちゃう~ッ!」
「だって~めぐみチャンもう5回位~⚪⚪のこと」
キャハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!
「な!な!なによ!⚪⚪のことなんて~何ンとも思って……べ!べ!別に好きでも何ンでもないンだからァ~ッ!」と、暗い中でも分かる位に顔が真っ赤に紅潮のめぐみだ!勿論~逃さない……2人乗だ!
「あっきゃあ~ッ?そんな事~!ひとッ……言……も言ってない~ッ!」
キャハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!と笑い叫びながら、からかう2人はダダダ~ッ!と足音を立てて10mほど走り出し止まるや、振り返った。2人でピンクレディーの新曲『ウォンテッド!』を歌い始めた。
「♪あン⚪⚪に会ったら~♪口づけ攻めに会わせる~ッ♪めぐみチャンウ~ッ!⚪⚪ウォンテッ~ド♪」と『噛み付くぞ!』ゼスチャーの振り付けで、からかい出した!
キャハハァ~ッ!アハハハハァッ~!また走り出した!
「違うったら~ッ!」と追いかけるめぐみだ……。
中学生となると第二次成長が始まり身体は大人になって行くであろう。が、まだ中身は子供のまま……父親が雰囲気似てるだけで『トビマス!トビマス!もう一回!』とコメディアンのモノ真似をしつこくせがむ双子の弟達と、何も変わらない……『ガキはしつこい!』のだ!
その後10回以上は、この→2人が『ウォンテッド』歌いからかう→逃げる→めぐみ追いかける……を繰り返した。筆者の私……これ全部、再現するには同じ内容を10回以上繰り返さねばならず省略する……。
寒くなってきたのに大声で笑い走り、歌い、踊る……寒くなってきた11月半ばの夕方……3人は汗だくになっていた……。親が「コートを着てかなくて大丈夫か?」言っても無駄で必要ないかも……。
ツボチャンとは「○○を想い、写真に写るとき身体斜めにして~隙あらばはっけく(キレイ)ねぇ~?」と今度は最近【写真に斜めに写るむぐみ】をからかい始めた……。
「そうそう!たっチャンも気付いてた?」
キャハハァ~ッ!笑い過ぎのウルサイがき共だ!
最近めぐみは写真に写るとき隙あらば身体や顔を斜めに向けて【格好つける】のであった
キャハハァ~ッ!めぐみの恋心の尊重など、お構いなしで、笑う事に変えてしまう、つぼチャン&たっチャンだ……。
二人して、身体を斜めにし、流行っているピンクレディーのウォンテッド振り付けで、めぐみを、さらに、からかった……。
「○○君~!ウ~ゥォンテッドゥ!キャハハァ~ッ!」と、めぐみを、さらに、からかい、走り逃げる、つぼチャン&友チャンだ!
「ウ~ッ!違うよォ~ッ!」と、嬉しそうに怒り、走り追う、めぐみ達だ!アホ?
キャハハァ~ッ!
キャハハァ~ッ!
めぐみ達はきっと心の中で願っているのだろう……。
「嗚呼!神様!通学路が、どうして、こんなに短いの?永遠に続いて欲しい!」
きっと、心の中で、そう、願っているのだろう……。十字路に差し掛かった……。
「じゃ~ッ!続きは~また明日の」「お楽しみ~ッ!」とからかう2人にめぐみは突っ込みだ!
「なぁ~ンでェ~ンがァ~ッ!(何ンでやねん!)」
キャハハァ~ッ!アハハハハァ~ッ!ワハハハ~ッ!
3人の楽しい下校時間が、永遠に終わりになるとは、知るよしもなかったであろう……。もっと、お互いに別れを惜しめば良かっただろう……。単純な挨拶で3人の楽しい下校時間は取り上げられてしまったのであった……。十字路の先の三方向に長い別れの挨拶がされた……。
「じゃあね!バイバイ!」
「じゃあね!バイバイ!」
「じゃあね!バイバイ!」
めぐみの通学路
「あ!何だかガキが歩いてくる!見られましたよ!」
めぐみの通学路
「あ!何だかガキが歩いてくる!見られましたよ!」
「おい!探すフリしろ!」と道に迷ったフリのチェ・スンチョルとシン・グァンスだ!2人に近づいてしまう、めぐみであった……。
しょうがない……。まさか2人が自分を拐かすなどとは思わず『夜道に知らない男が2人いるのに警戒する』という発想を持たなかった事は、この女の子の落ち度のかも知れない……。
『治安の良すぎる平和な国に生まれ、普通の家庭の普通の親に普通に愛されて、普通に可愛いがられて育った、普通にどこにでもいる可愛い女子中学生』の落ち度なのかも知れない……。
そう、言えますか?自分の子供だったら、言えますか?当時は、そうではなかったのです……。
「スみまセん!寄居中学校は~!トコですかァ?」少し訛りがある、流暢な日本語で、めぐみに尋ねながら、めぐみが指差し示す方向に歩み進むシン・グァンスと、無防備にも背中を見せためぐみを後ろから、抱きすくめるチェ、スンチョルだ!猿ぐつわをかませ麻袋を被せ、手際よく紐で捕縛してしまうシン・グァンスだ!
むぅ~!と、呻き声のめぐみを、俵の様に肩に担ぐ、チェ・スンチョル。2人は、暗闇の道を走りだした……。
白い車が、やってきた。クルマを、走らしていたのは、荒井良だ。シン・グァンスが、現れ、手を振る。荒井良は、車を止めた。
むぅ~!と、呻き声のめぐみを、俵の様に肩に担ぐ、チェ・スンチョル。2人は、暗闇の道を走りだした……。
白い車が、やってきた。クルマを、走らしていたのは、荒井良だ。シン・グァンスが、現れ、手を振る。荒井良は、車を止めた。
次ぎの瞬間、目を疑った!物陰から出て来たチェ・スンチョルが、担いでるのは、どう見ても、子供の身体だ!制服を着ているので、おそらく、中学生低学年らしい!トランクに入れられて、閉められ2人が乗り込んできた……。荒井良はハングル語で聞いた。
「立山さん!今の(あれは)ッ?」
「うるさいッ!車を出せ!」
「いや!今のは(子供)ッ?」
ドン!と音をさせ後ろから荒井良の座席を蹴り込む立山ことシン・グアンスであった。
「車を出しなさい!」とドスの利いた声で荒井良に言い放った。
○○海岸○○浜沿い道路
道の脇に車を停め、運転席で、凍りつく良……。チェ・スンチョルが、良の胸ぐらを掴み罵った。
「フザケた野郎だぁ~この野郎~ッ!お前のおかげでなぁ~!この野郎~ッ!」
「車を出しなさい!」とドスの利いた声で荒井良に言い放った。
○○海岸○○浜沿い道路
道の脇に車を停め、運転席で、凍りつく良……。チェ・スンチョルが、良の胸ぐらを掴み罵った。
「フザケた野郎だぁ~この野郎~ッ!お前のおかげでなぁ~!この野郎~ッ!」
「おい!いいから、いくぞ!」
「……このクソ野郎~ッ!在日のクセにこの野郎~ッ!覚えてろォ~!」
二言目には【ヤァ~ッ!セッキョオ~ッ!(おい!この野郎~!)】とキレてばかりのチェ・スンチョルに殴られそうになるが、良は
シン・グァンスに庇われるのだった……。
捨てゼリフにのチェ・スンチョルは、めぐみを担いで、浜から突堤…海に向かい伸びる乱雑に積み重ねられた波消しブロックの上を……沖の方向の先端に向かって走って行った……。
麻袋を被せ紐で縛り上げためぐみの体重は40キロはある筈なのに【工作員】達は心身が鍛え上げられているのであろう……。まるで平らな道を走るかのように駆けている。
「もう良いぞ!行けぇ~ッ!」と、良に叫びながらチェ・スンチョルの後を追いかけようとするシン・グァンスだが、固まったままの良に「ん?」と、立ち止まる。
「立山さん!あれは子供(ですよね)ッ?」
「いいから、行けぇ~ッ」と良を遮り命令だ。
「あれは、子供ですよね~ウッ?」ドンッ!音をさせ、戻って来たシン・グァンスは良の胸に拳槌ブローだ!
「行け!」と言いながら再び突堤にに向かい進み出したシン・グァンスに「もう、いやだ!こんな事!許されて良いのかッ!」と叫ぶ良だ。が、「うわッ?」と、更に叫んだ。
駆け戻っン・グァンスが運転席に座る良に、ストンピングを蹴り込み始めた……。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!鈍い音をさせ良の顔を蹴り込むシン・グァンスと、ウッ!ウッ!ウッ!と蹴られながら呻き声を上げる良だ!
「このォ!」
ドンッ!ドンッ!ドンッ!鈍い音をさせ良の顔を蹴り込むシン・グァンスと、ウッ!ウッ!ウッ!と蹴られながら呻き声を上げる良だ!
「このォ!」
ドンッ!
ウッ!
「言う事ォ!」
ドンッ!
ウッ!
「聞けないかぁ~ッ!」
ドンッ!
ウッ!
「わかったか!このクソ野郎~ッ!」
顔面血まみれの良はシン・グアンスに言った。
顔面血まみれの良はシン・グアンスに言った。
「オレは、もう辞める!ウワッ?」と刃向かうも、シン・グァンスに胸ぐらを掴まれた!
「『辞める』だと~?このクソ野郎~ッ!本気で辞められると思ってるのか?あ~ん?」顔を、引き寄せ良を脅し始めるシン・グァンスだ……。
「何処に逃げるって言うんだ?どこに逃げようが、在日共がお前を探し出しす……お前『辞める』?~逃げられないゾ~!人間を殺す事など、馬や牛を殺すのと同じ……わけないんだゾォ~ッ!」
ウッ!ウゥ~!と声を出し泣き出す良に『傷口に塩なすり付け』の如く言葉の暴力だ!日本語の【蔑みことば】を混ぜまたハングル語でシン・グアンスはキチ⚪イの本性を現した……。荒井良を自殺にでも追い込むつもりか?……という位に蔑んだ。
「……お前の様な在日は、祖国へ帰ればカスだ!……この国にいても、【チョン公】呼ばわり!……一生懸命~夜間大学に通ったみたいだけど~何んになれた?……よほどデキが良ければ別だがなぁ~……フフフ!……お前の様な半パで【部落出のチョン公】なんゾ~気の利いたトコはぁ~!ど~こも、雇ってくれない~!【部落出来のチョン公】なんぞ【土方】しか雇ってくれねぇだろォ~!」
ケェヘェヘェェハッハァハッハァ~ッ!とアメリカのアニメに出てくる意地悪な犬のような痰が絡んだような掠れた声で嫌らしい高笑いで徹底的に荒井良を蔑んだ。
「泣きそうだね~ッ!そうしてなさい?え~?この【部落出のチョン公の土方】がぁ~ッ!あ~?お前の様な【部落出のチョン公の土方】が~クルマに乗れるのは~どなたのおかげだ~このクソ野郎~ッ!あ~んッ……?偉大なるキム・イルソン同志のお陰だろォ~がぁッ!……わかったら~!言うことを黙って聞いてりゃいいんだよォ~ッ!分かったなぁ~ッ!」
シン・グァンスは、掴んだ良の胸ぐらを放すと、グゥ~ン!ホォァ~ブゥベェッ!と、汚い音を起てた。鼻水と痰と唾を混ぜた侮蔑を良の顔に吐き掛けた。ズタズタに心まで踏み付けるシン・グァンスは、やはり、まともではなくチェ・スンチョルよりはるかに残酷な人間だった……。
シン・グァンスは、掴んだ良の胸ぐらを放すと、グゥ~ン!ホォァ~ブゥベェッ!と、汚い音を起てた。鼻水と痰と唾を混ぜた侮蔑を良の顔に吐き掛けた。ズタズタに心まで踏み付けるシン・グァンスは、やはり、まともではなくチェ・スンチョルよりはるかに残酷な人間だった……。
「行けぇ~ッ!」と良を怒鳴り付けるシン・グアンスだ。
ウゥッ!と嗚咽をもらしながら良はエンジンを掛けた……。
ババババババァ~ッ!と、暴走族の様な、凄まじい音を、撒き散らし、海を沖に向かい、工作船は、去って行った……。
ダンッ!ダンッ!ダンッ!と、音をさせ、暗闇の中、閉じ込められた、工作船の船倉の鉄の壁を、叩きながら「出して~ェ!出して~ェ!ここから出して~ェ!助けて~ェ!助けて~ェ!お母さ~んッ!助けて~ッ!助けて~ッ!」と、泣き叫ぶ、めぐみだった……。 エンジンの音で、掻き消され、勿論、工作員の耳にも、届かない。更に勿論、母の耳になど、届かない……。めぐみは、船倉の壁をダンッ!ダンッ!と、音をさせて叩き続け、泣き叫び続けた……。「お母さ~んッ!助けてェ~ッ!ここから出してェ~ッ!
1―3(14個下コメに1―1、6個下に1―2が、あります。)北朝鮮による拉致問題が題材の、純愛フィクション「イカロスの翼」~写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編~是非、読んで下さい
11月17日13時
突堤に繋いであった【小型工作船】に乗り込む2人に、ムムムゥ~!と呻き声をさせてもがくめぐみだ。シン・グアンスはドスの利いた声の日本語で一言放った。
「お前~静かにしなさいッ!」
「…………」大人しくなるめぐみは黙って【小型工作船】の床に転がったまま静かになった……。
バッ!バッ!バババッ!とライトのブラインド操作音をさせて、ライトを沖に向かい明滅させ合図を送るるチェ・スンチョルだ。
少しすると【小型工作船】はすごい勢いで沖に向かい進み始めた。曳航ケーブルで【小型工作船】は【工作母船】に手繰り寄せられているのだ。
ダンッ!ダンッ!ダンッ!と、音をさせ、暗闇の中、閉じ込められた、工作船の船倉の鉄の壁を、叩きながら「出して~ェ!出して~ェ!ここから出して~ェ!助けて~ェ!助けて~ェ!お母さ~んッ!助けて~ッ!助けて~ッ!」と、泣き叫ぶ、めぐみだった……。 エンジンの音で、掻き消され、勿論、工作員の耳にも、届かない。更に勿論、母の耳になど、届かない……。めぐみは、船倉の壁をダンッ!ダンッ!と、音をさせて叩き続け、泣き叫び続けた……。「お母さ~んッ!助けてェ~ッ!ここから出してェ~ッ!
1―3(14個下コメに1―1、6個下に1―2が、あります。)北朝鮮による拉致問題が題材の、純愛フィクション「イカロスの翼」~写真の君に恋した僕は……氷上の屈辱編~是非、読んで下さい
11月17日13時
北朝鮮民主主義人民共和国(以後北朝鮮) 清津市 清津港
北朝鮮清津市清津港は…1904年(明治37年)勃発の日露戦争で日本軍は兵員や物資の引き揚げ基地として利用し、1910年(明治41年)万国通商港として使用を要求し開港させた。1930年には日本製鐵の清津製鉄所が建設された。北朝鮮の【三大港】の1つとして整備された……。
日本統治下の1940年には日本陸軍の師団が置かれたたが、1945年(昭和20年)ソ連軍の占領により日本の統治から離れ…皮発展した都市となった。
2日間船倉に閉じ込められていためぐみは汚物まみれで、指は、船倉壁を掻きむしった為、爪が剥がれ血だらけの手であった……。シャワーを浴び、白いシャツ、黒いワンピースに着替えさせられた……。
「ソコに~!座りなさい!」撮影係がソファーに坐らせ写真撮影だ……。
パシャッ!と音させ、シャツターを切るもチ!と舌打ちしス~ゥ!と、いらつき息吸いし撮影係が注意る。
「ヤ~!ヤァ~!まツすぐゥ~!こちらを、向きなさい~!」
身体を動かし注意される、めぐみは撮影係にイヤがらせか?真っ直ぐに座らせられたのにシャッターの瞬間な少し身体の向きを、ずらしてしまったのだ。 撮り直しだ!めぐみの身体を、真っ直ぐに向けさせに来て戻って行った。
パシャッ!と音させ、シャツターを切るもチ!と舌打ちしス~ゥ!と、いらつき息吸いし撮影係が注意る。
「ヤ~!ヤァ~!まツすぐゥ~!こちらを、向きなさい~!」
身体を動かし注意される、めぐみは撮影係にイヤがらせか?真っ直ぐに座らせられたのにシャッターの瞬間な少し身体の向きを、ずらしてしまったのだ。 撮り直しだ!めぐみの身体を、真っ直ぐに向けさせに来て戻って行った。
「ヤァ~ッ!まツすぐゥ~ッ!コチラを向いてなさい~!フィルム高いのだから~ッ!はいッ!あッ?」
身体の代わりに、顔をほんの少しだけ~斜め向け~させてしまった……。困り顔の撮影係だ!
「まツすぐ~コチラを向きなさいと言うのに~!どうして斜めを向くか~?こちらを……イヤ………そのままで、いい!」
撮影係は、少し、顔を斜めに向けているだが、美しい瞳でレンズを見る美少女に「まァいいか~!」妥協する事にし、パシャツ!と、音させ、シャッターを切った……。
身体の代わりに、顔をほんの少しだけ~斜め向け~させてしまった……。困り顔の撮影係だ!
「まツすぐ~コチラを向きなさいと言うのに~!どうして斜めを向くか~?こちらを……イヤ………そのままで、いい!」
撮影係は、少し、顔を斜めに向けているだが、美しい瞳でレンズを見る美少女に「まァいいか~!」妥協する事にし、パシャツ!と、音させ、シャッターを切った……。
それは「お母さん!私は、生きてます!だって、そうでしょ?拐かされて、凄く、怖かった!これから、何処に連れて行かれ、何が待ってるか、分からない今なのに、お母さんに教えて貰った、写真は斜め向き写りやってるよ!どう?アタシ綺麗でしょ?アタシ強いんだから!必ず生きてる!必ず!また、会えるからね!」……と、しか考えらない、めぐみから、母へのメッセージ写真であった……。