あたしがまだ保育園に通ってた頃、母親から本当に1年に2回くらい連絡があった。
「会いに行くわ、それと一緒に住むだから用意しておいて」
おばあちゃんは荷物をまとめ始めた。
あたしはおばあちゃんが楽しみにしているのが嬉しくて、朝から庭で「まだか、まだか」と待っていた。おばあちゃんがどれだけ楽しみにしているかを考えたら今でも苦しい。
「遅いなぁ」って母親の電話番号に掛けてみたが繋がらない…
でもあたしはおばあちゃんの願いを叶えて欲しかった。
車の音がする度、期待してしまう、、、。
夕方、暗くなるまで母親を待っていた。
ずーっと庭で遊びながら…

その、あたしの後ろ姿を見て、おばあちゃんはナを思ったんだろう…

「なお、もう夕ご飯だから家に入りな」と優しく言ってくれた。