あたしは小さい頃から、神さまを信じていた。
あたしはカミナリが怖くて、いつも神さまにお願いしていた 笑
それと、おじいちゃんとおばあちゃんはあたしより先に死んでしまう…そんなの嫌で…小さい頃から、神さまに自分の寿命を10年ずつ、おじいちゃんとおばあちゃんにあげて下さいって毎日毎日、おじいちゃんとおばあちゃんがいない時、泣きながら神さまにお願いしていた。
おじいちゃんが退職して、そしたら歩行困難になり、でも、おじいちゃんは家の近くの友達の家に行きたがってた。
おじいちゃんの身体は硬くて、歩くこともトイレも出来ない状態になってしまった。あたしが中学1年の時だった。中学校から家まで2〜3分だった。
のちのち書くけれど、おばあちゃんは「養護院に入れてやる‼︎」と毎日毎日言っていた。おじいちゃんはそれに呆れてしまったか…
「もうそうしてくれて構わない、好きにしてくれ」と言うようになってしまった。
あたしは、おじいちゃんに毎日ご飯を作った。

おばあちゃんは、「汚い」と言い、何故かおじいちゃんだけ違う場所に別食器を置いたりしてた。悲しかった。

おじいちゃんのご飯はあたしが作ってた。
そしたらおじいちゃんはいつもいつも「上手いよ、なおありがとうな」と何度も言う…
あたしは我慢が出来ずにキッチンで泣いているのをバレないように、声を押し殺して泣いた。

絶対におじいちゃんを施設に入れたくなくて、着替えも、シモの世話もした。シモの世話と言ってもオシッコはバケツ。大便はあたしが担いでトイレまで連れてったけど、おじいちゃんの身体が硬くなっている分、重くて大変だった。けど、おじいちゃんの為に沢山のことがしたかった。


それから1年たって、学校から帰ると知らない車が家の前にとまってた。何故か嫌な感じがして、急いで帰って聞いた。
おじいちゃんが今日から介護施設に行く、もう決定してると言われた。「今から連れて行くから」
あたしは付き添って行けなかった…
誰もいない部屋で「おじいちゃん、ごめんね。おじいちゃん、ごめんなさい。」と声をに出して泣きまくった。そして、自分の無力さになんとも言えないくらい、自分を責めていた。早く大人になりたかった。
おじいちゃんに直ぐに会いに行った。


「おじいちゃん、なおが来たよーって ♫」部屋に入った。


今でも苦しい…辛い。

いつも笑って可愛がってくれたおじいちゃんが「なお、俺はこんなとこ嫌だよ、帰りてぇよ…」と言い、あたしはおじいちゃんが涙を流して泣いている姿を初めて見た。

なんなんだよ、あんなにも神さまに毎日願ったこと、自分が子供で無力さに頭が狂いそうだった。おじいちゃんのそんな姿が受け止めたかったのに、あまりにもショックすぎた。

誰も助けてくれない、神さまも助けてくれない…
そして、おじいちゃんの涙…

もう何も信じない。

そう色々と思い返したのと、自分の記憶になかったようにして、自分でも記憶の中を必死に壊れないようにした。けど、自分の中にある糸がプツンと切れてしまった。
13歳だった。ずーっと神さまが助けてくれるって信じてた。神さまさえ助けてはくれない…