ばあちゃんの一人暮らしに向けて-じいちゃんが死んだ | 私の岡山弁

ばあちゃんの一人暮らしに向けて-じいちゃんが死んだ

去年(平成17年)の9月いなかのじいちゃんが94歳でぽっくり病で死んだ

ばあちゃんはおっちゃんの誘いも説得も振り切って一人暮らしをすると言い張った、88歳

私はそれでもええんじゃねえかと思うた

人の幸せの形は色々じゃからおばあちゃんが一番ええと思う暮らし方が一番幸せじゃねえかと思うた

でもあの家じゃあおえん

家は山の中

隣接地に家はねえ

家の前は段々畑

便所は外

家の中にある便所は竹の床で竹とおんなじぐれえの幅の隙間があいとる

しかもおしっこ専用

風呂は五右衛門風呂でまき(木)で沸かさにゃあおえん

玄関と台所は土間

10年ちこう前大腿骨を骨折しとるからひょこたんひょこたん歩きょうるのに一々下に下りたり上に上がったりせにゃあおえん

一人暮らししてもええけどこの家だきゃあ何とかせんとおえんと思うた