かたみーです

いつもアクセス、いいねをありがとうございます


今日は家で仕事した後整骨院へ。


元々調子が悪かった腰が介護で悪化していたのに

亡くなった途端痛みを感じなくなりました。

気が張っていたからでしょうか…


1ヶ月が過ぎた頃からまた腰が痛くなったので

整骨院通いを再開しました。





2024.6.8に大腸がんで亡くなった旦那さんの、

2021年の10月からの2年8ヶ月の話を綴っています。




今回はタイトルの通りかなり重いものとなります。

この辺りからメモ程度の日記をつけるようになりました



3/25に再入院をした旦那さん。

いつものように

できるだけ毎日面会しに行っていました。

入院した直後はまだキツいので2日おき、

あとは毎日(行けない日もあったけど)。


退屈しているので話をします。

面会時間の30分目いっぱい。


が、この入院では体調が良くないことが多く

20分で切り上げたり

それが15分になり

10分になり…と明らかにキツそうにしていることが多くなりました。


体も食べていないから顔はげっそり(マスクしているので最初は気が付かなかった)なのに体が人一倍大きくなっていました。


それは腹水(お腹に水が溜まっている)とむくみのせいでした。

あと、肩の痛みも変わらず。


ご飯が解禁になっても食べられないんだよね、と。

差し入れにパウチのゼリー(ウィーダーinみたいなやつ)を何個か届けたりもしました。



ある時、面会していたら

主治医の先生が通りかかったので挨拶をし

「体のむくみなどは取れないんですか?」

と聞いてみたら

今の状況について説明しましょうか?と。


ナースステーションの片隅で

CTとレントゲンの画像を見ながら説明してもらいました。


体の断面図(CT)で

明らかに水が溜まっているのが私でもわかりました。


今回(の入院)は

がんの影響で炎症が起き、水が溜まっている状態。

水が溜まっているので胃などが圧迫されて痛みを助長させている、とのこと。


腹水を解消する方法としては

① 利尿剤を使う

② 水を抜く処置をする

③炎症を抑える→抗がん剤を投与する


①→少しの利尿剤を使うことはできるが少し危険

②→リスクたが高いのでやりたくない

③→抗がん剤を使うのが一番だが今の体力だと抗がん剤を使えない


とりあえず

体調を良くして少し運動(軽めのウォーキングなど)をして水分を取って利尿を促す。

良くなったら抗がん剤治療を再開しましょう。


という話になりました。



4/14

21日間の入院の後、退院

支えてないと歩けないくらいまだ回復してはおらず、迎えに行ってタクシーで帰る。



今後は毎週水曜日に通院することに。

痛みもあるため緩和ケアと消化器外科を受診する





4/15

退院の次の日の夕方

散歩がてら近所のコンビニに一緒に行く

が、家から30mあたりで辛くなり吐き気、

引き返すことに。


泣きながら『情けない…ごめんね』と言われる。

無理せず少しずつがんばろう、と声をかけるも

2人で泣きながら家に戻る。



体勢を変える(起きたり座ったり立ったり)と吐き気がするようになる。


ベッドの横やソファの横にゴミ箱、ビニール袋を置く。

杖をネットで注文。


痛みもあるので処方されていたナルラピド(麻薬系のがん疼痛治療剤)を飲み始める。

(痛い時に飲んでOK)



4/16

会社の帰りに旦那さんの希望で

千疋屋のフルーツサンドイッチとゼリーを買いに行く。

サンドイッチは2日に分けて食べ切ってくれました。



4/18

(カップに入っている)ゼリーを食べるが

すぐ吐く。

夜中にトイレに行き、戻ってきて吐き気→吐く



4/19

吐き気があるがあまり食べていないので吐けない

辛くて泣いている

豆腐やゼリーを2〜3口しか食べられない


肩も痛いのでフラットに寝れないためソファーにいることが多い



4/20

母親から電話があり

泣きながら話しをしていた。

ベッドの位置を変更(横から縦に変更し、頭側を壁に寄せて背もたれになるように)し、ソファーからベッドに移動してもらう。



4/21

固形物がほとんど食べられなくなる。

inゼリーを1個、かろうじて流し込む。


ベッドで寝るようになるも吐き気と痛みで

夜中に起きる。

私も気になり1時間に1回起きる。

(この辺りからずっと)



4/22

朝inゼリー

夜アリナミンのチャージゼリー


この頃からゼリーをたくさん常備。

(味が変わるように、あとカロリーのあるもの)

その他ポカリ、スープ、もずく、豆腐、茶碗蒸しなども買って食べたい、と思ったものがすぐ食べられるように常備。(結局飲むタイプのゼリーしか口に入らなかった)

この他には炭酸飲料(三ツ矢サイダー)、アイス、アイスボックスなども購入。


病院からは本人が食べたいものを食べさせてください、と言われていました。



4/24(水)

朝から病院に付き添い

支えながらマンション下まで歩いて行き、

タクシーで病院へ

病院に着いたら車椅子を借りる


レントゲン、採血、

がんの緩和ケアの診察。

痛みや吐き気や食欲、便の具合などを説明。

自宅での車椅子と介護ベッドの導入を勧められる

→お願いする


消化器外科の診察(すぐにはできないのでベッドで点滴を受けながら待ち)


看護師さんに私だけ呼ばれる「記入書類があるので奥さま、ちょっといいですか?」


診察室に私だけ入り、主治医の先生から以下のことを告げられました。


血液検査の結果が入院時から急激に悪くなった

今後の治療が難しい

水分が十分に採れていないので

臓器不全を起こす可能性がある

余命はすぐ、または数ヶ月だと思ってもらっていい


で、以下のことを聞かれました。

・もし急変した場合、延命処置をするかしないか

・このことを本人に伝えるか


右矢印延命処置は行わない。

右矢印本人に(余命のことを)伝えてください。


と返答しました。




旦那さんの元に戻り、

しばらくして2人で診察室に呼ばれました。



先生から

数値が悪くなっているので抗がん剤の治療はできないと説明。

その後に話を続けようとしたら


旦那さんが


『今はできなくても、体調を必ず回復させて、抗がん剤の治療が受けられるように頑張ります』と。


本人がこんなことを言うとは思ってなくて

先生と目が合った時、

私の気持ちを汲んでくれたのか


先生は


「そうですね、体を休めて回復して(治療が)できるようにしましょう」

と。



頑張っていこうと思っている本人に余命の話は

絶対できない、と無言の一致でした。






その日、

家のお風呂場で泣きました。