A病院に扁摘パルス治療のため入院したのは2019年の6月。もう2年も前のことだ。あの時は、くよくよ考えてもいいことはない、と悟って、医師の言うことは守りつつも先のことは考えずに過ごしていた。懐かしい。
今回の診察から、1年に1回、今頃の時期にA病院に来ることになるんだな、潜血は少なくなったし尿蛋白は出てないし、薬は何も飲んでないし、よかったよかった、などと思いを巡らしていたら診察室に呼ばれた。待ち時間が少なくてよろしい。
診察室に入り、主治医の白雪医師と対面。まずはいつもの会話から。
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白雪医師:こんにちはー、お変わりなかったですか?
私:はい、肩が痛いとか皮膚にぶつぶつができたりとか、小さい異常はいろいろありましたけど、風邪などはひかずに過ごしてました。体調はいいです。
白雪医師:それはよかったですー。
私:春に歯科を受診しましたけど、歯や歯茎に何も問題ない、という診断でした。
白雪医師:そうですか。それは良かったですねー。
私:これが今年の健康診断の結果です。(結果の紙を渡す)
白雪医師:ありがとうございます。(結果を確認して)ふん、ふん、いいですね、潜血も尿蛋白もマイナス、腎機能も問題ないですね。素晴らしい。今日のうちでの検査結果はこれです(と、結果が印刷された紙をくれる)。
私:…(結果を読む)
(以下、今回と扁摘パルス前2019年1月の数値)
尿潜血反応:- ← 3+
尿中赤血球数(個/HPF):5~9 ← 100以上
尿蛋白:- ← 1+
U-TP/CRE-(g/gCRE):0.04 ← 0.31
血清クレアチニン:0.71 ← 0.63
eGFR:67.9 ← 78.2
シスタチンC(mg/L):0.59 ← 0.58
BUN/CRE比:18.3 ← 22.2
白雪医師:うちの検査ではどうしても潜血が少し出ますね~(苦笑い)。尿蛋白は出てないです。腎機能も問題ないです。
白雪医師:年齢が上がると基準値が変わるので低く出るんですよ。
私:なるほど。硝子円柱細胞ってのが10~19個でてますが、これは…?
白雪医師:あ、これは問題ないやつです。危ない細胞は出てないので…。良かったですね~、ほぼ治りました。
私:(ほぼ治ったんだ、うれし~!)はい、良かったです。
白雪医師:今後ですけど、うちでの診察は今日で終了です。
私:終了?(3月に聞いた話と違う??)
白雪医師:はい、今後は職場健診でひっかかったらお電話ください。扱いが初診になるか再診になるかは分かりませんが。
私:(ほぼ治ったから大丈夫ってことね)はい、分かりました!
白雪医師:あとはかかりつけ医を決めておいてくださいね。年齢的に腎臓以外の病気も気を付けないといけませんから。
私:はい、決めておきます。えー、それとは別に、歯は問題なかったので、今度は耳鼻科に行ってみようと思います。以前紹介いただいたクリニックを考えているんですけど。
白雪医師:○○クリニックですね。あそこの先生は上咽頭炎治療もされてますのでね。受診するときは扁桃腺を取ったことを先生に伝えてください。
私:分かりました。先生、お世話になりました。進行が止まってほんとに良かったです
白雪医師:はい、お元気で~。
私:失礼します。
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A病院での治療はこれにて終了。3月時点では、職場の健診結果持参の上で年1回A病院で検査・診察という話だったが、これまでの検査結果の傾向から職場健診だけで十分だと判断されたのだろう。
予想外の展開だったため一瞬ぽかんとしたが、もう通院しなくてもよくなったのだから喜ばしい
今後何事もなければついにA病院とお別れである。いい病院だった。医師や看護師さん達はプロフェッショナルだったし、入院中のご飯も美味しかったし。治療を受けてて不安になる、ということもあまりなかった。
万が一、A病院にお世話になるような事態になるとしても、それは遠い先のことであるよう、地味に健康維持に努めよう
さらば、A病院、そしてありがとう!