ブルックナー:交響曲第3-9番 他

 

今日は時間があったので、演奏時間が長い曲を聴いてみようと思い、ブルックナーの交響曲第8番を選んだ。

 

指揮はドホナーニ、クリーブランド管弦楽団による演奏だ。

 

このブルックナーは第1楽章から非常にまとまりのある演奏を聴かせてくれる。金管の強奏も澄んでクリアで、弦楽器は各パートがバランスよく聴こえる繊細で緻密な響きだ。

 

第2楽章は歯切れよく明るいスケルツォ楽章で、トリオの中間部は過度にロマンティックにならないのが好印象だ。第3楽章のアダージョは演奏時間が28分と長めだが、冗長さを感じさせない演奏となっている。

 

フィナーレもこれまでの楽章と同様に特徴的だ。繊細な弦の表現に加え、金管はパワフルで、強奏時にも濁りなく響く。そしてコーダは力強く、曲を締めくくっている。

 

演奏時間から見ると、第3楽章以外はやや速めのテンポで進められ、アダージョのみじっくりと歌い上げられている印象だ。全体的にはスッキリとした響きで、胃もたれしない演奏といえる。

 

まとめると、この演奏は澄んだ繊細な響きを基調に、全楽章でバランスよく明快かつ力強さを兼ね備えた、聴きやすく魅力的なブルックナー第8番だと言える。

 

ブルックナーはもさもさして面白くない、という印象を持つブルックナー嫌いの方にもおすすめしたい演奏だ。