やっと巡り合えた先生との診察2回目、その日はWISK検査結果を待っての事でした。
同じ日の午前中、区の教育相談の担当者から
それぞれの数値と説明を聞いたところでした。
言語理解 136
知覚推理 129
ワーキングメモリー 128
処理速度 116
IQ. 130
担当者の方は淡々と、
K君は、時間制限があると少し焦ってミスが多くなるタイプですね…と。
はぁそうですか…と聞きながらも、
IQって平均100位じゃなかった?ん?
と、思いましたが、余りに淡々と話しているし、先生に聞けばいいか…と、病院に来たのでした。
検査結果を見た先生は、
「K君は高い知能を持ったギフテッドです。
得意な事と不得意な事の差が有り、それが自己肯定感を下げて自嘲気味になってしまった。
更に正義感が強い余りに、先生の話を聞かない生徒達に対してストレスを強く感じてしまったのでしょう。
あと、ADHDの中でも特に注意欠如が強く出ていますね。でも好きな事を伸ばせれば、才能を開花できます。」と、話されました。
親バカで大変大変申し訳ないのですが、息子の聡明さは3歳頃から感じ、教えた事をスポンジの様に吸収してゆくので面白かったです。
小1で受けた全国模試で3位を取った時は、末は博士か…なんて浮かれてました。
でも、塾に特待生で入ったものの、学年が上がるに連れてケアレスミスが多くなり、上位の方ではあるけれどもムラのある成績でした。
ADHDに関しては、学校にも通級クラスはあったし、色々なタイプを周りで見てましたが、男子あるあるのだらし無さで判りづらかったです。
実際、男子ママに話すと、殆どの方がウチのコもそうかも!という反応です。
でも小さい頃からの事を思い返してみると
・長時間席で話を聞く事は出来る
(でも、貧乏ゆすりと爪噛みの癖は直らない)
・忘れ物、無くし物多い
・赤ちゃんの頃から眠りが浅い
・好きな事への記憶力が半端ない
・小さい頃、公園で友達と遊んで気に入らない事があると、1人端っこで拗ねている
・ドリル等の反復する事が大嫌い
・本当に勿体無いケアレスミス
(漢字の棒が1本多い、労働基準法の法が抜けている等)
・難解な本、言葉を操るのに誤字脱字だらけで
文章作成苦手
…ジワジワ出ていますね、
ADHDとギフテッド特性
親子共に暗黒の数ヶ月でしたが、色々な事が判明し、抗鬱薬も不要となり、インチュニブの投薬が始まりました。
投薬に関しては様々な見解があると思います。
薬によっては食欲が全く無くなり、飲み過ぎると成長を妨げるものもあります。
息子の薬はそこまで強くは無く、何より1番判り易かったのは、身体をぶつけなくなった事です。
以前は頻繁に手足をぶつけていました。
本当におっちょこちょいだなぁ、成長期で自分の身体の大きさが掴めてないのだろう…と、考えていましたが、そうではなかったのです
一時は諦めかけていたのですが、本人も再びヤル気を取戻し、6年生の春、再び受験に向けて立ち上がったのでした。