小学校からの電話は、いつもハラハラ

いい話だった事なんて、一度も無い。。タラー

 

 

 

 

今日も電話がなりました。

何をやらかしたのか、恐る恐る聞いてみる。

 

 

 

 

 

 

そんな私の空気を察してか、

『大した事じゃ無いんですけどー、、』

 

 

と、いつも気遣った言葉をかけて

くれる、優しい先生。

 

 

 

 

 

聞いてみると、教室を散らかし、

片付けずに帰ってしまったとの事。

 

 

教室はそのままにしてあるとの事なので、

状況を確認すべく学校へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方の、誰もいない教室へ。

ん?キラキラしたものが視界に入る。。

 

 

 

 

よく見ると、床にキラキラテープが

縦横無尽に張りつけられていた。。

 

 

 

 

 

聞くと、備品のキラキラ粘着テープを

持ち出し、床に貼り付けたとの事。。

 

 

 

 

 

 

母の気持ち

 

 

 

 

状況説明する先生の口調は、優しかった。

大きな声でもなく感情的でもない。

 

 

責める事もなく、事実だけを伝えてくれる。

その事が救い。いい先生でよかった。

 

 

この状況で、感謝しかない。

でも、それに甘えてはいられない!

 

 

 

 

先生が教室不在の時に持ち出して貼り付け、

他のお友達を巻き込み、遊んだらしい。。

 

 

日中、先生が注意した時には反抗し、

それを聞き入れなかったとの事だった。

 

 

 

 

 

 

理解させなくてはいけない事。

・学校の備品を持ち出す時は先生に聞く。

・備品を使う時は先生に聞く。

・授業時間は、席に座る。

 

 

これで、何度目だろうか。。タラー

 

 

状況を理解させたく、

太郎を連れ学校へ向かった。

 

 

もう、外は真っ暗。。

 

 

 

 

床のテープを指差し

『これは何?』と聞いてみたショボーン

 

 

『迷路作った!』ニコ

と誇らしげ。。。

 

 

 

 

 

先生が『そういえば楽しそうに、

そのテープの上を歩いてました』と。

 

 

 

 

 

『えーと。。。』

 

 

感情的になりそうな気持ちを押さえて話す。

 

 

『迷路を作ったのね。』

 

 

『うん音譜ニコ

 

 

『これは、誰のテープかな?』

 

 

『学校の』真顔

 

 

『学校の物を使う時は誰に聞くの?』

 

『。。。先生』ショック

 

 

『先生に聞いた?』

 

 

『聞いてない』ぼけー

 

 

 

 

確認はひとつづつなので、時間がかかる。

それでも、自分の口で言わせたい。

 

 

自分で話した事は、記憶にも残るから。

問いかけ、返事を待つ。これを繰り返す。

 

 

 学校の備品を使う時は、先生に聞いてから。

この、結論に導く為に。

 

 

 

永遠とも思える時間をかけ、話をした。

最初は渋い顔。聞き入れない。

 

 

実際は10分位かな?彼の集中力が持たない

ので、短いセンテンスで、伝えるのが大事。

 

 

誘導尋問もあるが、社会で生きていく為の

最低限のルールは教えなくてはいけない。

 

 

 

 

『わかった。やる時は先生に聞く』ニコ

 

この言葉を引き出せたところで、終了。

 

 

一緒にテープを剥がし、掃除して

キレイにして帰路についた。

 

 

 

また、近いうちに何かが起こるだろうがタラー

彼を信じて、言い聞かせる。

 

 

何度も繰り返すだけ。

 

 

スモールステップ。言うのは簡単。

分かってる。でも、時には苦しくなる。

 

 

 

 いつか、分かってくれるよねキラキラ